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久しぶりに雀ちゃんのご紹介 [雀コレクション]

こんにちは 翠雀です。

初めてお茶会の亭主をする事になり、しばらくブログを綴る時間がありませんでした。
友人を招いての気楽なお茶会と違い、あまり面識のない集りであり
面白さと流派のスタンダードの兼ね合いに悩み思案した数か月でした。

沢山のお助けをいただいて、とにかく終えることができました。


さて、久しぶりのブログです。
ここはやっぱり雀ちゃんをご紹介したいと思います。

最近入手した2点です。

お釜.JPG

とっても小ぶりなお釜です。
通常の柄杓だと不釣り合いなので、小ぶりな柄杓が必要です。

どこに雀ちゃんが?

お釜2.JPG

お釜3.JPG

鐶付(かんつき)といって、持ち運びに際し丸い鐶をかける部分です。

えっ[exclamation&question] 雀ちゃんじゃないんじゃないかって[exclamation&question]

う~ん どう思いますか?
道具市場でチラッとみて買ったのですが、釜肌は稲穂だから雀だろうと思って
買ってから良く見たら松林でした。
松に雀。あまり無い組合せですね。 松だと鷹? でも鷹に見えますか?

まぁ、私が使えば雀ちゃんになってしまうだろうと呑気に考えて、これは冬のお茶会の待合で小ぶりな火鉢に合わせて使ってみたいお釜です。

さてお次は間違いなく雀ちゃんです。

雀の箱.JPG

竹に雀の絵柄。 安定の図ですよね。

これは桐箱に麦わらを貼りつけた、麦わら細工という兵庫県城崎の伝統工芸品です。
絵は彩色した麦わらで象嵌されています。

雀の箱2.JPG

サイドは蓋と実が続きになるように合わせて貼られていますよね。
こういう丁寧な仕事ぶりが素晴らしいと思うのです。

雀の箱3.JPG

雀の箱4.JPG

1、2箇所剥れてしまっているので、いずれ同じ素材で直したいと考えています。
城崎の職人さんに直してもらった方がいいかな。

この箱には販売していたお店のシールが残っています。
電話39番
とあります。
市内局番もなく、二けたの番号ですので老舗店のようですね。

そしてもう一つ、スズメ好きさんにお知らせです。

7月30日に発売される郵便切手にカワイイ雀ちゃんの登場です。

動物シリーズ 切手1.jpg

動物シリーズ 切手.jpg

江戸中期の浮世絵師、鍬形蕙斎(くわがたけいさい)の【鳥獣略画式】です。
ユルっとかわいいタッチが、大好きな仙厓さんにも通じます。

82円切手も同じく鳥獣略画式のデザインで、こちらにはネコちゃんなどユルユルでかわいい動物たちがいっぱいです。

郵便局で尋ねましたら、最近は発行枚数が少なくなっているので予約が確実との事でした。
窓口に専用の申込み用紙がありましたので、是非事前申込みをオススメします。

今年は梅雨が長いですね。
何事も適度にと願うばかりです。

低温が続いています。 皆さまお身体ご自愛くださいませね。
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竹に雀蒔絵 文台を紹介します [雀コレクション]

こんにちは 翠雀です。

毎月第2&第4週は予定が入ることが多く、なかなかブログの更新が出来ません。
記事にしたい事がいくつもあるので気持ちばかり焦っております[あせあせ(飛び散る汗)]

今日は私のスズメちゃんコレクションから、文台(ぶんだい・ふみだい)をご紹介します。

文台とはこういうものです。

文台.JPG

低い脚がついた小机という感じです。
使い方としては、歌会などでは硯箱をのせて歌を詠んだり、お香を焚く時に使ったり
現代で考えると、何とも優雅な使い方ですよね。

甲板と呼ぶ机の面に、大好きなスズメちゃんが飛んでいます。

文台2.JPG

文台のスズメ.JPG

スズメちゃんは盛りあがっている高蒔絵(たかまきえ)という技法になっています。
高蒔絵は平面的な平蒔絵よりずっと時間も労力もかかります。

作成依頼者さんのスズメ愛、職人さんの頑張りを感じられるお道具です。
おメメはガラス(時代を考えるとギヤマンと言うべきか)が使われています。

文台 スズメ3.JPG

文台 スズメ2.JPG

古来より雀には竹や稲穂が好相性となっていますので、竹や稲穂が描かれていると
スズメちゃんを探してしまいます。

この文台にも竹が

文台 竹.JPG

仕入れ先で手に入れた時は、心が躍りました[わーい(嬉しい顔)]

裏千家の稽古には唱和之式(しょうわのしき)という優雅な式がありまして、5人で行うのですが
一人一人が違う花を入れ、皆でお香を聞き、お茶をいただき、その後自分が入れた花にちなんだ歌を詠むというもの。

その際に文台を使いますので、いつかご披露できたら良いな~と思います。

最後に漆に関する展覧会情報です。青山の根津美術館で昨日から始まっています。

根津美術館 展覧会.jpg

これとは別に茶道具のテーマ展示もありますし、庭園も素敵だし、素敵なカフェもお手頃価格です。
庭園は梅雨入りする前が良いでしょうね。

みなさま、今日も良い一日をお過ごしくださいね。
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こんなものにも描かれていました [雀コレクション]

こんにちは 翠雀です。

今日も青空が広がっています[晴れ]

気持ちが良い気候ですが、庭の草もグングン育ち、毎日1時間位がんばっているのですが追いつきません[ふらふら]

さて、今日は珍しいものに描かれたスズメちゃんをご紹介します。

最近手に入れたものですが、これに描かれたのを見たのは初めてです。

こけしに描かれた雀.JPG

チュンチュンという声が聞こえそう[ハートたち(複数ハート)]

こけしに描かれた雀2.JPG

これは何に描かれているかわかりますか?

雀のこけし.JPG

そう、こけしです。

こけし.JPG

東北地方で生まれたこけしは、10の系統に分かれるそうですが、これはどの系統なのか特定できていません。
髪型や着物の柄、体格などから判別するのですが、どれに当たるのかしら・・・?

対になっている小柄な子のほうは萩の着物です。

こけしに描かれた萩.JPG

とっても繊細に描かれていますよね。

こけし作家というより、日本画家なんじゃないかと思ったり。

こけし作家 春容.JPG

春容さんで検索してもヒットしないんですよね。あなたは誰でしょう?
萩、竹に雀という題材で考えると、宮城の人かもしれません。
情報求むであります。

入手した時は萩の方は売ってしまおうと考えたのですが、並べてみるとセットで存在すべきですね。

様々なものに描かれているスズメちゃん。
今日はちょっと変わり種をご紹介しました。

今日も良い一日になりますように[exclamation×2]
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やっぱり雀が好き [雀コレクション]

こんにちは 翠雀です。

朝、雨戸を明けると電線にスズメちゃん[わーい(嬉しい顔)]

すずめ.JPG

道路からのインターネット回線の引きこみ線なので、私からほんの2メートル位のところ。
カメラを構えてパチリ。

『カワイイね~ こっち向いて[ハートたち(複数ハート)]
と声をかけたら

すずめ2.JPG

向いてくれました~[揺れるハート]

もうカワイイ!
沢山のハートをあげたくなっちゃう。

ハートがたくさん.JPG

スズメは人間に一番身近な鳥かもしれませんね。
小林一茶もスズメの句を詠んでいますし、骨董の世界でもスズメを意匠にした作品が沢山あります。

私のコレクションからご紹介します。

箱.JPG

木製の箱です。
全体に蒔絵が施されていますが、蓋はこんな感じ。

箱の蓋.JPG

雀の蒔絵.JPG

お母さんが子雀に小さな虫を食べさせてあげています。
カワイイですよね。

周りには小さな寄木のパーツが象嵌されています。

寄木を象嵌.JPG

なかなか凝った細工ですよね。

この箱、私のお気に入りポイントがまだあります。

箱の側面の蒔絵が

側面2.JPG

側面3.JPG

茶道具になっています

側面1.JPG

風炉を横から見た図ですが、そのクォリティ低っ[がく~(落胆した顔)]

たぶんこういうのを描こうとしたのでは?

風炉.jpg

う~ん 蓋と同じ人が描いたとは思えません。
側面の絵は後付かも? そんな気がしてきました。

ともかくね、明治や大正の時代に私と同じようにスズメとお茶を好きな人がいたって考えると私が引き継ぐべきだと思い込みましてね
ちょっと高かったのですが、市場で競り勝ったものです。

中なこんな感じ。

箱の内側.JPG

文箱かもしれませんね。

また時々スズメちゃんのお道具をご紹介します。

今日もお疲れさまでした[exclamation]
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