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玉子大好き [お料理]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

梅雨っぽい天気が続いていたものの、関東ではまだ梅雨入りとは発表されていません。
週間予報ではしばらく降らないみたいです。
昔とは季節感が違ってきたみたいで、なんだか心配になります。

スコールのような激しい雨が降った木曜日。
仕事の先輩が、嬉しいプレゼントをくださいました。

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私の大好物の玉子です。

『どうして私が玉子大好きだって知ってるんですか[exclamation&question]

と言いましたら、

『そんなこと知らねえけど、知り合いからもらえるんだよ』

養鶏場のお知り合いがいらっしゃる様子。

ともかく嬉しい[グッド(上向き矢印)]

いただいたとき、どうしてパックにこんな入れ方するのかな?って思ったのですが

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玉子が大き過ぎて、納まらないんですね。

比較に冷蔵庫の玉子を入れてみると

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だいぶ大きさが違うでしょ。

『大きいから黄身が二個かも』

と言われたのですが

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ホントだ~ 仲良し玉子[ハートたち(複数ハート)]

15個もいただいたので、どうやって食べようかなぁ・・・と

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これまた大好物のきみしぐれをいただきながら考える[わーい(嬉しい顔)]

このお菓子も、ふんわり玉子の香りが好きなんです。
カスタードクリームもプリンも、カステラも
みんな玉子だから好きなんだなぁと改めて思いました。

子供の頃はミルクセーキも好きだったな。

サンドイッチは玉子サンドだし、お弁当も玉子入りを選びがち。
コンビニやキオスクで売っている塩味の付いたゆで卵も大好き。

プレゼントって、
もらった時、
食べたり使ったりする時、
そして、お返しを考える時、
思い出す時、
嬉しいキモチが続いていきますね。

次は私が、大好きなあの人に、小さなプレゼントをしようかな。

皆さまも、誰かにいかがですか?

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この雀ちゃんもシアワセな気持ちをくれるのです[ハートたち(複数ハート)]

どうぞ良い週末をお過ごしください[exclamation]
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五月雨は緑色 [美味しいお店]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

ジメジメ グズグズ すっきりしない天気が続いています。
もうこれは関東も梅雨なんでしょうね~。

いつも美しい和菓子を贈ってくださる先輩から、今月もお菓子をいただきました。

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私の撮影のウデでは本当の美しさが伝えられないのがもどかしいですが
とってもとっても美しいのです。

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銘は五月雨 (さみだれ) だそうです。

私はこれを見て、梅花藻 (ばいかも) をイメージしました。
清流の中に咲く水草。
その水面に細い雨が降っている感じ。

水草から小さな気泡が上ているみたいです。

どうしたらこんなお菓子が作れるのかしら。
もう美しすぎて、食べるまでずいぶん長い時間見とれていました。

早くこんなお菓子でお茶会をしたいですね。


その後、庭に出てみたら丁度雨上がりの瞬間のようで、太陽が覗いて西の空に赤みが指していて
もしかして・・・と反対の空を見たら、やっぱり[exclamation]

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大きな虹が出ていました。
きれい[ぴかぴか(新しい)]

五月雨は緑色

夕映えはあんず色

これって村下孝蔵さんの[るんるん]初恋の世界ですね。

ある友人が村下さんのファンだと聞き、でも全然村下さんのイメージと繋がらない人なんですけど、
お菓子と虹から、今日はふとその人のことを思い出した夕暮れでした。


今日ご紹介の美しいお菓子は
千葉県鴨川市の 【和匠 かまた】さん。
インスタグラムには美しい和菓子が沢山載っていますので、ぜひご覧ください。

コロナ禍において、茶席菓子を作り続けるのは本当に大変だと思います。
素晴らしい職人さんと、毎月贈ってくださる先輩に感謝[exclamation×2]

雨が降るからこそ出会える景色、気付くかどうかは自分次第なのかもしれません。
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硝子の器 時を越えて受け継ぐ [お道具紹介]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

季節は例年よりひと月早く進んでいますね。
庭の草木も早々と咲き、バラも満開です。

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咲き切った花から切って、いろんな所に少しずつ飾っています。
ネコちゃんがいたずらしそうなテーブルの上は低く活けています。

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この時期はずっと野原のような庭で過ごしていたいのですが、
お道具屋の仕事もしなければなりませんので、ヤフオクへの出品作業をしています。

写真を撮りながら、

『これ、すごく気に入っているんだよなぁ・・・手放したくないなぁ・・・』

なんて思う事はしょっちゅうです。
だって、仕入れる時に好みのものしか買わないから[ふらふら]

そんな時は、先輩たちのコトバを思い出すようにしています。

【オマエが良いと思うものは、お客様だって欲しがるはずだ】

だから売れ[exclamation×2]

だけど、だけどです。
今日はそれが出来ませんでした[ふらふら]

写真までは撮ったのですが、やっぱりやっぱり手元に置いておきたいモノだった。

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いかにもネット用の写真でしょ[あせあせ(飛び散る汗)]

一見、陶器のような、漆器にも見えるこちらは、ガラスのコップです。

作ったのは上野良樹さん。茶道具も作っておられるのでご存じの方も多いと思います。

手元で使うものですので、近くで見ることでわかる美しさが大事だと考えます。
これも見るたびに虹のようなグラデーションに魅了されるのです。

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大きさもたっぷりしていて、家で仕事する私にはピッタリ。
何度も台所に行かずに済みます。
しまい込まずに、今年はこれで冷たいものを飲もうと、箱から出して食器棚に入れました。

もう一つガラスの器をご紹介します。
こちらは初めから自分用に買ったものです。

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はぁ~ キレイ~[ハートたち(複数ハート)]
と思わずにはいられない。

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天目形の茶碗です。

小さな高台ですが、重心が下にあって安定感バツグン。天目台は不要です。

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このお茶碗の見どころは、水玉の一つ一つに空気が入っていることです。

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ブクブクと清水が湧き出ているみたい。

夏に使いたいお茶碗です。

作家は松宮寛明さん。
上野さんと共に、福岡特殊硝子という会社で硝子職人として活躍された方です。

天目茶碗の箱には、最初の持ち主であろう日本美術史家の昭和31年の買入記録が貼られています。
作家名に加え、口径、高さ、重さなどが日付と共に書かれており、〇〇蔵とあります。

大切な道具はこのようにするんだなぁ と勉強になります。
私も改めて吟味した道具に、書付を貼って目録も作りたいと思いました。
かなり珍妙な道具も含まれるワタシの愛蔵品ではありますが[あせあせ(飛び散る汗)]

そして、前持ち主様の家は滋賀県の近江八幡にあったようで、現在も保存されておりました。
お茶室のある立派な邸宅のようです。
この方はこのお茶碗でどんなお茶をされたのかしら。
生きた時代が違うので、直接話すことは叶いませんが、このお茶碗を介して対話できるのがお茶の良いところ。
邸宅は時々公開されるようなので、このお茶碗を携えて出掛けられたらいいな。

福岡特殊硝子さんは、社名をマルティグラスとして現在も製作されています。
HPにある作品は造形ガラスが多いようです。
これからも先人のように魅力ある作品が作られていくことを願います。

それでは、良い週末をお過ごしください[exclamation]

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たけのこ 春を食べる [お料理]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

早いもので今年も3か月が過ぎようとしています。

私は人一倍寒がりなので、冬はやっぱり寒かったのですが、今年は暖冬だったのでしょうか。
ともかく春が来るのが早かったですね。

もう2週間前になりますが、先輩から掘りたてのタケノコをいただきました。
大好きなタケノコ[黒ハート] ウレシイな。

どんな風に食べようかな~と迷いながら

まずは出汁をひきましょうかね。

昆布を一晩、そのあと鰹節で1番出汁と2番出汁をとります。

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いただいてすぐにアク抜きしたタケノコ。

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穂先は1番出汁と薄口しょうゆで煮含めて

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鍋島焼に盛り付けてみたけど、あれ、柄の正面がズレてますね[あせあせ(飛び散る汗)]

他の部分は鶏肉と一緒に2番出汁で

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ご飯のおかずって感じで大好き。

絹さやを買い忘れてしまって色どりに添えたのは

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春の雑草 野草【からすのえんどう】です。

いつも読んでくださっている方は
『また庭の草を食べてる』
って思いましたね笑

そうですヨ、庭に沢山生えてまして。
でも、食べたのは初めて。
今月の茶懐石料理教室で、これが薬草でもある事を教えていただいたのです。
教室では刻んだのを大きなホタテの貝柱の衣にして揚げました。
サクっとして色も綺麗でした。

おひたしにしてみた

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味の無い豆苗みたい[exclamation&question]

エディブルフラワーとして使うのが一番かも。

春を食べたーーーー[ぴかぴか(新しい)] 先輩ご馳走様でした!

さて、出汁ですが毎日は面倒ですよね。
私は2~3日分まとめて作っています。
ボトルに入れて冷蔵庫なら3日位問題ありませんよ。

使い終わったら、昆布を水に浸して・・・と繰り返す作業。
顆粒だしに比べたら面倒かもしれませんが、美味しい出汁があれば少なくとも美味しいお味噌汁が作れます。

お味噌汁を飲み干してご馳走様だとしたら
おかずを庭で調達したとしても、今日も美味しいご飯だったと思わせるパワーがあるのです。

出汁の副産物

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今日も気温が高いです。

そろそろ庭の野蒜も大きくなって・・・[わーい(嬉しい顔)]

今日も良い一日をお過ごしください。
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栗きんとんを作りました [お料理]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

今日から仕事始めの方も多いのではないでしょうか?

お道具屋さんはネット販売がメインなので、年中無休です。
大晦日にお買い上げいただいたものを元旦に梱包して発送していました。
前年から本年に仕事が繋がって、何だか縁起が良いなぁと思いましたよ。

さて、お正月は何を食べましたか?
今年は実家に行くこともないので、食べたいものだけを作ろうと考えていました。

その一つが栗きんとんです。

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金箔をちょっと散らしてみました。

毎年秋に甘露煮を作ってビン詰にしたり、冷凍したりしているのですが
作りたてより食べ心地がやはり劣化しているように感じて、どうしたものか~と思案していました。

今回は皮ごと冷凍しておき、年末に甘露煮にする方法を試してみました。

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保存袋に入れて冷凍していた栗です。

お湯につけて鬼皮を剥いて、渋皮も剥いてから甘露煮にしました。

結果、とっても良く出来ました[exclamation]

実が崩れることもなく、痩せることもなくて、これからはこの方法が一番かも。
良かったら試してみてくださいね。

義母が送ってくれたクチナシの実で色もキレイになりました。

サツマイモの餡は皮を厚めに剥くので、その皮を天ぷらにしたり、大学芋にしたりと副産物もお楽しみ。
裏ごししていたら
『大変だから適当に潰れていたらいいよ』
と家族に言われたのですが、こういうのは手間を省かずに作りたいのですよね。


その他は、なますとゴマメです。

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京人参だと色が鮮やかだなぁ。
これは、クチナシの実やその他色々送ってくれたお返しに、私から送ったものの余りです。

あ、ゴマメはもう一袋残ってるから、今夜また作ろう。
クルミも入れて、ちょっと甘めが私流。固まらないように煮詰め過ぎないのがコツですね。
クルミも魚も、それぞれ乾煎りしてふるいにかけて粉を落として作ると仕上がりもキレイです。

実家のお雑煮は、角餅でお吸い物っぽい東京のお雑煮なのですが、
今年はお醤油味のお雑煮にしました。
これは義母の味。初めて食べた時に美味しくて感激したな~。
具も色々入っていて。

見よう見まねで作ってみましたが、けっこう良い感じに出来ました。

実はまだ食べられていないものがあるんです。

それは伊達巻。

一番好きなお正月料理かも。 なのに買いそびれていて2日にスーパーに行ったら売り切れていた[ふらふら]

今年は仕入れの量も少な目だったのかな。
通年売られているメーカーのも無かった・・・

作り方も知っているのですが、作るか買うか、グズグズ迷っています。
そんなことしている間に七草がやってきてしまいますね。

不安な日々が続いています。
良いと思うことをするしかありません。
早く終息してほしいですね。
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2021年 今年の手帳 [雑記]

明けましておめでとうございます 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

年末から青空が広がり、日中はポカポカ陽気の千葉県です。
お日様はありがたい[晴れ]と実感します。

さて、スケジュール管理には何を使っていますか?
今時はスマホのアプリという人が多いのでしょうか。

私も試みたのですが、どうも便利さが実感できず・・・
やっぱり手帳が使いやすいのです。

10年以上【茶道手帳】なるものを使っていたのですが、2021年版から見開き月間表が無くなったと聞き、新たな手帳を探していました。

私に必要なのは、ぱっと見て今月の予定がわかるカレンダーみたいな手帳です。

そして、やっと見つけました[exclamation]

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見開きで1か月。これですコレ。

実は他にも条件がありまして

①旧暦が載っていること
②日曜始まり
③二十四節気などの行事が載っていれば尚良し

この手帳は全部クリアしています。
おまけに、月の満ち欠けまで形で載っている! ウレシイ[やや欠け月]

私、毎晩月を見上げる位のお月さま好きなんですもん。
楽しみな日を指折り数えて待つというより、お月さまが丸くなる頃とか、半分になったらとか考えます。

そして満月の日には、運転気を付けて と祈ります。

おっと、忘れてはいけないのが、夏の祝日です。
オリンピック関係で、7月と8月はカレンダーが変わりますよ。

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ほとんどの手帳やカレンダーは自力で変更しておかないとなりません。
詳しくは首相官邸のHPでご確認ください⇒コチラ

仕事や習い事の予定を書き込みながら、予定通り進みますように、と願わずにいられません。

こちらは2020年最後の十五夜です。

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今はこのお月さまがだんだん細くなっていくのを眺めています。

今年もよろしくお願いします。
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椿餅 庭の侘助を添えて [お茶会・お茶事]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

だいぶ久しぶりの更新となりました。
特に何があったわけでもなく、筆不精を反省。

先日、先輩から美味しいお菓子をいただきました。

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椿餅 (つばきもち) といいます。
ツヤツヤの葉っぱに挟まれたお餅。 餅といっても道明寺でしょうか。中身はこし餡でした。

この椿餅、源氏物語にも登場する歴史あるお菓子だそうです。
椿の葉っぱで挟んでも、香りが移るわけでもありませんし、防腐効果もあるとは思えない。
挟む理由は、ベタベタするから、じゃないかなぁ。なんて想像しました。
ご存じの方、教えてください。

今年の2月に小さなお茶会をしました。
バレンタインちなんだ道具組でしたが、お菓子を椿餅にしても良かったな。
というのは源氏物語から私が銘をつけたお茶碗を使ったので。

侘助椿ってカワイイですよね。
沢山の種類があるようですが、うちの子もキレイでしょ[ハートたち(複数ハート)]

それでは、今日も良い一日をお過ごしください[exclamation]
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茶花を育てる [庭のこと]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

ここ2~3日、早朝の風が少し涼しくなってきました。
昨日は6時頃窓を開けると、ひんやりした風が入ってきて 『よし、やるか!』
と庭に出ました。

梅雨明けからずっと、朝も夕方も暑かったので、庭仕事はほとんどしていませんでした。
夕方水まきをするのがやっと[ふらふら]
雨らしい雨も降りませんので、草花や野菜に水をあげるのが大事な日課です。

庭は場所によって日当たりが違います。
桑の木、私の身長を越えるススキ、種を植えたアボカドも2メートルになり木陰を作ります。
そして周囲のお家なども時によって日陰を作ります。
一日何度も庭をながめ、どこに植えるのが一番か考えていました。

そしてようやく京鹿子(きょうかのこ)を植える事ができました。
暑いからという理由でずっとポット暮らしをさせてしまってゴメンね。

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この場所を気に入ってくれると良いのですが。

茶花に使える花を少しずつ増やしています。

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河原なでしこ ホッソリした姿に愛らしい花。 籠の花入にススキなどと入れると良さそうです。

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タカサゴフヨウ 以前もご紹介しましたが、木槿より小ぶりで中心の紅い模様が梅の花みたいで可愛い。

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一番可愛いのは咲いた翌日です。

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花びらがキュッとねじられて、キャンディーみたいでしょ。こうして種を作るのです。

可愛いといえば、茶花には向かないかもしれませんが

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花びらがこんなの。 何だかわかりますか?

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正解は百日紅ことサルスベリです。

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街路樹になっていたりしますよね。
うちのは低木に仕立てているので、上から見下ろせる所に花をつけます。
フリフリした花びらがとっても可愛らしいです。

昨年の種がこぼれて、一株だけ朝顔が芽を出しました。
暑すぎてヒョロヒョロしていますが、毎日一輪ずつ咲いてくれています。

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その朝顔のそばには萩があって

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小さな花がつき始めました。

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秋の足音が近づいているのかな。

私が歩くたびに『チキチキチキ』 と音を立てながらバッタが飛び出します。

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大きいのや小さいの、緑色のや茶色いの。いろんなバッタが暮らしています。
ネコちゃんの散歩は、バッタを追いかけてあっちへ行ったりこっちへ行ったり。

先週まで桑の木には何匹もの蝉がいましたが、今日はたった一匹が鳴くこともなくじっとしていました。

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知り合いの先生は、お庭で沢山の茶花を育てていらして、いつお茶会があっても
何かしらのお花を持ってきてくださいます。
私もそんな風になりたいなぁ。

今はモミジが欲しいと考えています。 大き目の鉢で育てられるといいな。

明日は久しぶりに雨が降るかもしれません。
皆さま良い週末をお過ごしくださいね。
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2020-08-20 [お道具紹介]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

厳しい 厳しすぎる暑さが続いていますね[晴れ]
体調崩されていませんか?

梅雨明けからずっとエアコンを使っています。
室外機からの放熱が環境に影響を及ぼすと思うと、なるべく使わない方が良いと思いながらも
災害レベルの暑さだそうですから、これは致し方ないと。。。

でも回り回って、更なる暑さがやって来そうで心配です。

茶道では 【夏は涼しく】 という言葉があります。
目に映るもの、耳に聞こえるもの、香りや味、様々なもので涼しさを演出するということです。

利休さんは、茶席の水指に釣瓶(つるべ)を取りいれました。
井戸水を汲む釣瓶です。
木製の釣瓶を水に浸けて、たっぷりと水を吸い込ませ、畳につく面の水気を拭き取ったら
側面は濡れたまま茶室に据え置きます。
蓋を開けた時に見える水が涼しげで、大好きな水指です。

裏千家では名水点(めいすいだて)というお点前がありますが、その時にも釣瓶水指を使います。
釣瓶に注連縄があったら、名水が入っているしるしです。
お茶をいただく前に、まずは冷たいお水を差し上げるというもの。
夏にぴったりのお点前ですね。

環境省のHPに都道府県別の名水情報がありました。
自宅近くの名水をチェックしておきたいですね。 環境庁HP⇒コチラ

今日のお茶の時間は

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ガラスのお茶碗です。 冷たい水で氷もひとかけらIN。
青楓が爽やかな感じでしょ?
お菓子はいただきものの豆大福。

自服ですので、たっぷり点てたのですが
飲み進むうちに、ちょっとお茶の量とお茶碗の関係を考えました。

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ちょっと減りすぎだけど、水面と楓のバランスや泡立つことによる色味の白っぽさが
このお茶碗の魅力を左右してしまうような気がしました。

裏千家なので、細かい泡がこんもりとするのを良しと思うのですが
元々冷たい水では泡立ちが悪いですし、無理に泡立てるよりお茶の色がキレイに見える方が
お茶碗も映えるように思いました。

何でもやってみないと分からないものですよね。
特に茶道具は使ってみて初めて分かる事が沢山あります。

明日もこのお茶碗で点ててみましょうね。
もちろんお菓子も添えて[わーい(嬉しい顔)]

久しぶりのブログでしたが、みなさまも体調に気を付けて
元気にお過ごしくださいね。

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鎹 かすがい繕いの器です [お道具紹介]

こんにちは 翠雀です[わーい(嬉しい顔)]

小鳥たちの声も聞こえず、雨垂れの音だけの、梅雨寒の日となりました。

衣替えの際に2枚だけ長袖Tシャツを残しておいて良かったです。

3月頃から、お茶会や各種稽古もお休みとなり、茶道の時間が減ってしまいましたので
自宅でおやつの時間にお抹茶をいただくのが習慣となりました。

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お菓子は【鹿の子】
あんこが食べたい日はコレ。
上生菓子と違って、お値段も普段和菓子ですが、ずっしりと満足感アリ[黒ハート]

お供のお皿は、松竹梅の染付です。

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江戸時代の、いわゆる古伊万里と呼ばれるお皿だと思います。

知り合いからこの時代の陶片を探していると相談を受けた私は
古物商の先輩に、『割れたりヒビが入ったりした器があったら買い取ります』
と言っておいたのです。

先輩はすぐに箱一杯持ってきてくれました。

その中にこのお皿もありまして、先輩の収集物だったらしいのですが
『こういうの好きでしょ』
と、くださったのです。

私は器の修復を習っていて、手負いの道具が大好き[黒ハート]

右肩から黒い線が見えますが、この線はヒビ割れです。

裏には

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鎹 (かすがい) という金具が打ち込まれています。

江戸時代には磁器の器がありましたが、武士階級や富裕層のもので
庶民が使えるものではありませんでした。
そして壊れても修理して使っていたのです。

明治になって瀬戸で磁器の大量生産が始まると、鎹や漆で修理することもなくなり
その技術も途絶えました。

厚さ3ミリのお皿の表面に貫通させずに、ホチキスの針のような金属を打ち込む技術に
関心してしまいます。

こういうお皿を眺めていると、想像が膨らみます。

どんな人が使っていたのかな

どうして割れちゃったの

修理した職人さんのこと

このお皿が見てきた様々なこと

今は私の手の中にあって、その先はどんな時間を過ごしていくのでしょう

誰かと分かち合いたいような、私だけの愉しみにしておきたいような

一つ迷っているのは、ヒビの修復です。

今は修理 (使用に差し支えない) は出来ているけど
修復 (見栄えも良く) はされていない状態です。

表側だけ漆で埋めて、銀を引いたら染付になじむような気がします。
裏側はこのお皿の人生を残しておきたいなぁ。

手を加えるのが良いのか、このまま次の持ち主に引き継ぐのが良いのか。
お皿にとって、束の間の預かり主である私は、いつもこの問題に悩むのです。

『あなたはどうして欲しい?』

お皿を撫でながら聞いたら

【たまにはアタシに似合う上等な和菓子を乗せなさいよ!】

ですって[がく~(落胆した顔)]

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