久しぶりの更新です [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
2ヶ月ぶりの更新となりました。
みなさまお変わりありませんでしたか?
12月に入りましたが、わりと暖かい日が続いています。
庭の唯一の大きな木である桑の木は、台風の塩害により季節を待たずに葉っぱが枯れてしまいました。
塩害というのは、台風の風に含まれる海水の塩分が葉っぱに付着して、葉っぱが脱水してしまう事です。
今回の台風は風がすごかったのです。雨戸の無い窓が割れるのではないかと不安になるほど。
桑だけじゃなく、菊などの草花もダメージを受けました。
家は壁も窓も玄関ドアもベタベタしていましたので、届く限りの場所をホースで水を掛けて洗いました。
家を洗うなんて初めて(笑)
ところで上の写真、何か写っているのわかりますか?
カワイイもの
答えは
ふっくらしてカワイイでしょ
さて、お道具屋の仕事ですが、11月は自己最高益を出しました~ (自己比)
今までで一番沢山出品し(自己比)
今までで一番売れて(あくまでも自己比です)
そんな事を市場の競り中に振り返っていたら(競りに集中しろ)
『おっ これは』
と思う物が出てきました。
これは買わねばなりません!
過去5年で一度も見た事がないので、私にとっては1点ものですもん。
大先輩との競り合いの末、私のものになりました。
ダイニングへの入り口につけました。
一日に何度も目に入ります。
何て書いてあるかといいますと
確実正札附厘毛まけなし
意訳すると
確かな品物を適正価格で販売しているので、厘毛(ほんのわずかも)値引きしません
というように解釈しています。
7月の記事にも書きましたが⇒コチラ
お道具屋の仕事をする上で、度々思い出すのは近江商人のこと。
現金掛け値なしの正札商法を始めたのは近江商人です。
何でもかんでも安く売るのではなく、ものの価値を見極めて正札を付けたいと思っています。
根底には常にお道具愛を無くさずに
まだまだ今年を振り返るのは早いです。
あと1ヵ月、楽しく頑張りましょうね。
それにしてもこの看板、どういうお店に置かれていたのか不明です。
看板がいらなくなったという事は・・・・・
一代限りの【 お道具屋 翠雀 】にはお似合いなのかしらん。
2ヶ月ぶりの更新となりました。
みなさまお変わりありませんでしたか?
12月に入りましたが、わりと暖かい日が続いています。
庭の唯一の大きな木である桑の木は、台風の塩害により季節を待たずに葉っぱが枯れてしまいました。
塩害というのは、台風の風に含まれる海水の塩分が葉っぱに付着して、葉っぱが脱水してしまう事です。
今回の台風は風がすごかったのです。雨戸の無い窓が割れるのではないかと不安になるほど。
桑だけじゃなく、菊などの草花もダメージを受けました。
家は壁も窓も玄関ドアもベタベタしていましたので、届く限りの場所をホースで水を掛けて洗いました。
家を洗うなんて初めて(笑)
ところで上の写真、何か写っているのわかりますか?
カワイイもの
答えは
ふっくらしてカワイイでしょ
さて、お道具屋の仕事ですが、11月は自己最高益を出しました~ (自己比)
今までで一番沢山出品し(自己比)
今までで一番売れて(あくまでも自己比です)
そんな事を市場の競り中に振り返っていたら(競りに集中しろ)
『おっ これは』
と思う物が出てきました。
これは買わねばなりません!
過去5年で一度も見た事がないので、私にとっては1点ものですもん。
大先輩との競り合いの末、私のものになりました。
ダイニングへの入り口につけました。
一日に何度も目に入ります。
何て書いてあるかといいますと
確実正札附厘毛まけなし
意訳すると
確かな品物を適正価格で販売しているので、厘毛(ほんのわずかも)値引きしません
というように解釈しています。
7月の記事にも書きましたが⇒コチラ
お道具屋の仕事をする上で、度々思い出すのは近江商人のこと。
現金掛け値なしの正札商法を始めたのは近江商人です。
何でもかんでも安く売るのではなく、ものの価値を見極めて正札を付けたいと思っています。
根底には常にお道具愛を無くさずに
まだまだ今年を振り返るのは早いです。
あと1ヵ月、楽しく頑張りましょうね。
それにしてもこの看板、どういうお店に置かれていたのか不明です。
看板がいらなくなったという事は・・・・・
一代限りの【 お道具屋 翠雀 】にはお似合いなのかしらん。
大型トラックが好き [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
みなさま、梨食べていますか?
千葉県は梨の生産量が日本一。
私も子供の頃から大好きな果物のひとつです。
果物は完熟するまで木に成っていると美味しいですが、梨も同様。
梨園の直売所では、朝収穫した梨が売られています。
市川、白井、鎌ケ谷、八千代そしてふなっしーで全国区となった船橋の梨。
ちょっと車で行けば直売所が沢山あります。
スーパーや八百屋さんでも売っていますが、梨園の直売所で買うという人が多いかもしれません。
直売所では箱詰めの贈答用から自宅用までありますが、
この日は自宅用を買いました。
まん丸じゃなかったり、少し小さ目だったりですが、7~8個で500円でした。
同じ袋入りでも、大き目のまん丸は1500円位。 お礼やプレゼントに向いています。
梨はもぎたてが一番美味しく、どんどん味が落ちていきますので
すぐに冷蔵庫に入れて早めに食べましょう。
柔らかくなったら美味しくないですヨ。
さて、本題の大型トラックの話。
売れたお道具を発送する為に週に何度も行くのがこちら。
コンビニでも発送できるのですが、このベースから発送すると1日位早く届いたりします。
10時頃までに持って行けば、関東当日便に乗せられて夕方には配達可能です。
中継が少なくなる分リスクも減らすことができますよね。
ウチの近所のコンビニは、私から荷物を預かった後の置き場が安心できない扱いだったりするのです。
揚げ物の油がはねそうだったり、レジの脇に置きっぱなしだったり
ベースに持ち込むもう一つの理由は、大きなトラックが沢山いる
これです(笑)
この周囲は食品工場や物流倉庫が沢山あって、トラックが沢山集まるエリアです。
ナンバーを見ると札幌から九州まで、実に全国の車が並んでいます。
遠くから来たんだな~ と思うと単純にスゴイし、大きな大きなトラックは生命力に溢れているようで
見ているだけで元気が出てきます
私もお仕事頑張ろうってモチベーションUP
それではまたトラック鑑賞できるように、出品作業始めましょう。
みなさまも良い一日をお過ごしください
みなさま、梨食べていますか?
千葉県は梨の生産量が日本一。
私も子供の頃から大好きな果物のひとつです。
果物は完熟するまで木に成っていると美味しいですが、梨も同様。
梨園の直売所では、朝収穫した梨が売られています。
市川、白井、鎌ケ谷、八千代そしてふなっしーで全国区となった船橋の梨。
ちょっと車で行けば直売所が沢山あります。
スーパーや八百屋さんでも売っていますが、梨園の直売所で買うという人が多いかもしれません。
直売所では箱詰めの贈答用から自宅用までありますが、
この日は自宅用を買いました。
まん丸じゃなかったり、少し小さ目だったりですが、7~8個で500円でした。
同じ袋入りでも、大き目のまん丸は1500円位。 お礼やプレゼントに向いています。
梨はもぎたてが一番美味しく、どんどん味が落ちていきますので
すぐに冷蔵庫に入れて早めに食べましょう。
柔らかくなったら美味しくないですヨ。
さて、本題の大型トラックの話。
売れたお道具を発送する為に週に何度も行くのがこちら。
コンビニでも発送できるのですが、このベースから発送すると1日位早く届いたりします。
10時頃までに持って行けば、関東当日便に乗せられて夕方には配達可能です。
中継が少なくなる分リスクも減らすことができますよね。
ウチの近所のコンビニは、私から荷物を預かった後の置き場が安心できない扱いだったりするのです。
揚げ物の油がはねそうだったり、レジの脇に置きっぱなしだったり
ベースに持ち込むもう一つの理由は、大きなトラックが沢山いる
これです(笑)
この周囲は食品工場や物流倉庫が沢山あって、トラックが沢山集まるエリアです。
ナンバーを見ると札幌から九州まで、実に全国の車が並んでいます。
遠くから来たんだな~ と思うと単純にスゴイし、大きな大きなトラックは生命力に溢れているようで
見ているだけで元気が出てきます
私もお仕事頑張ろうってモチベーションUP
それではまたトラック鑑賞できるように、出品作業始めましょう。
みなさまも良い一日をお過ごしください
古物商になって丸5年が過ぎました [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
房総ドライブの話題の途中ですが、1回他の記事をはさみます。
翠雀が古物商の許可を受けてから丸5年が過ぎました。
古物商の存在すら知らなかった私に、申請手続きから初めての市場デビュー、ヤフオクの出品の仕方、蚤の市のお手伝いまで面倒をみてくださった先生にこの場を借りて感謝申し上げます
ずっとお勤め仕事をしながらだったので、本腰を入れ始めたのはごく最近です。
それに伴って、市場へ仕入れに行く回数も増えてきました。
今は毎週2日程度出かけています。
古物商の申請の際、私の父から言われたことは
「どのような仕事をしてもかまわないが、それが世の中から必要とされるように心がけること」
そういわれた時に思い出したのは、ずっと以前に読んだ小説でした。
タイトルは戦国武将の蒲生氏郷となっていますが、本当の主人公は近江商人です。
ある商人が天秤棒で行商に出る所から始まり、江戸の日本橋に大きな店を出すまでの物語です。
始めはなかなか上手くいかなかった商いですが、様々な事に気づき、商売人としての階段を登って行く過程に当時感銘を受けました。
近江商人というと、【三方よし】という考え方があります。
売り手よし、買い手よし、世間よし
売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手も満足し、地域の発展などにも貢献するというものです。
ネット販売だと対面とは違う難しさがあるのですが、出品するお道具はしっかりと検品しています。
特に茶碗はお湯を入れなければわからない臭いだとか水漏れがあります。
一度お湯につけたら、完全に乾くまで数週間を要しますのでその間販売できません。
このような検品方法をとらない業者も多いと思いますが、私なりの【誠実な商い】の一環です。
最近、市場で品物が無くなる(競りにかけられる前に万引きされる)という事がありました。
残念ながら、こういう事は珍しくはありません。 翠雀も競り落とした茶入れの象牙の蓋だけ盗まれてしまった事があります。
ただ、そういう事をする人は私の知らない誰かであったはずなのです。
なのにです、良く知る人が疑わしいということを聞いてショックを受けています。
「いったい誰が信用できる人なのですか?」
と先輩にグチをこぼしたら
「・・・とにかく、やられても自分はしない事。それしかないよ」 と。
ズル賢い人もいる烏合の衆の集りが市場なのかもしれません
雨の中、真っ白な花を咲かせた八重のキキョウです。
私も染まることなく、アップアップしながらも泳いでいきたいと思います。
まだまだヒヨッコですが、次の5年に向けて気持ちを引き締めて頑張ります
おまけの画像ですが、半年のケガレを祓う【夏越の祓え】をしてきました。
皆様のケガレも祓ってくれるようにお願いいたしました
大雨の被害が出始めています。
とにかく無事でいてください。
房総ドライブの話題の途中ですが、1回他の記事をはさみます。
翠雀が古物商の許可を受けてから丸5年が過ぎました。
古物商の存在すら知らなかった私に、申請手続きから初めての市場デビュー、ヤフオクの出品の仕方、蚤の市のお手伝いまで面倒をみてくださった先生にこの場を借りて感謝申し上げます
ずっとお勤め仕事をしながらだったので、本腰を入れ始めたのはごく最近です。
それに伴って、市場へ仕入れに行く回数も増えてきました。
今は毎週2日程度出かけています。
古物商の申請の際、私の父から言われたことは
「どのような仕事をしてもかまわないが、それが世の中から必要とされるように心がけること」
そういわれた時に思い出したのは、ずっと以前に読んだ小説でした。
タイトルは戦国武将の蒲生氏郷となっていますが、本当の主人公は近江商人です。
ある商人が天秤棒で行商に出る所から始まり、江戸の日本橋に大きな店を出すまでの物語です。
始めはなかなか上手くいかなかった商いですが、様々な事に気づき、商売人としての階段を登って行く過程に当時感銘を受けました。
近江商人というと、【三方よし】という考え方があります。
売り手よし、買い手よし、世間よし
売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手も満足し、地域の発展などにも貢献するというものです。
ネット販売だと対面とは違う難しさがあるのですが、出品するお道具はしっかりと検品しています。
特に茶碗はお湯を入れなければわからない臭いだとか水漏れがあります。
一度お湯につけたら、完全に乾くまで数週間を要しますのでその間販売できません。
このような検品方法をとらない業者も多いと思いますが、私なりの【誠実な商い】の一環です。
最近、市場で品物が無くなる(競りにかけられる前に万引きされる)という事がありました。
残念ながら、こういう事は珍しくはありません。 翠雀も競り落とした茶入れの象牙の蓋だけ盗まれてしまった事があります。
ただ、そういう事をする人は私の知らない誰かであったはずなのです。
なのにです、良く知る人が疑わしいということを聞いてショックを受けています。
「いったい誰が信用できる人なのですか?」
と先輩にグチをこぼしたら
「・・・とにかく、やられても自分はしない事。それしかないよ」 と。
ズル賢い人もいる烏合の衆の集りが市場なのかもしれません
雨の中、真っ白な花を咲かせた八重のキキョウです。
私も染まることなく、アップアップしながらも泳いでいきたいと思います。
まだまだヒヨッコですが、次の5年に向けて気持ちを引き締めて頑張ります
おまけの画像ですが、半年のケガレを祓う【夏越の祓え】をしてきました。
皆様のケガレも祓ってくれるようにお願いいたしました
大雨の被害が出始めています。
とにかく無事でいてください。
一筆箋にお道具愛を添えて [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
梅雨の晴れ間が広がって、気持ちの良い朝です。
ミニバラが一斉に咲きました。
春に植えてから、2度目の開花です。 ミニバラは四季咲きが多いようですので、この先も楽しみです。
庭の唯一の木である桑には沢山の実が成っています。
明るくなると小鳥たちが羽音を立てながらついばんでいます。
私も鳥の食べ残しを毎日少しずつつまんでいます。
甘くて美味しいですよ。
宗旦むくげが今年初めての花を咲かせました。
挿し木から育てて、先日鉢から庭に植え替えましたが、無事に根付いたみたいです。
もう庭に雑草が茂ってしまい、週末は草刈り機の出番です。
その前に庭の点検。
思わぬところから思わぬ植物が芽をだしている事があるからです。
春に植えたルピナスに大きな種ができまして、それは大きな枝豆みたいな感じなのですが
いつの間にか弾けて飛んでいるのです。
ルピナスから2メートル位離れた草むらから芽を出していました。
花壇に連れ戻さねばなりません。
さて、本題の一筆箋。
すっかりメールの時代になりましたので、手紙を書く事って減りましたよね。
手紙だけでなく、文字を書く事じたい減っているように思います。
時々申請書とか申込書とか手書きする時に、自分の字がヘタになっていてビックリする事があります。
漢字も忘れてしまうし・・・
そんな私が字を書く機会は、お道具を発送する時に同封しているお手紙です。
手紙という程のものではなく、ご挨拶程度ですが必ず添えるようにしています。
100円ショップのものですが、色々と取り揃えています。
お買い上げのお礼とお道具について一言書いて、封筒に入れるようにしています。
そんな事を仕事仲間に話しましたら、
「その労力が次につながるの?」 と。
まぁ、今のところリピーターさんはいませんので次につながっているかというと否ですね。
自己満足かもしれませんが、私がお道具にしてあげられる最後の事ですからね。
お嫁に出す親の気分で、嫁ぎ先で大事にしてもらえるように、その為に大事に送り出したいのです。
日めくり格言集みたいなのを昔もらいまして、最近朝めくるようになったのですが
ね、お道具にもきっと心があるのです。
今日もお買い上げありがとうございます
良い週末をお過ごしください。
梅雨の晴れ間が広がって、気持ちの良い朝です。
ミニバラが一斉に咲きました。
春に植えてから、2度目の開花です。 ミニバラは四季咲きが多いようですので、この先も楽しみです。
庭の唯一の木である桑には沢山の実が成っています。
明るくなると小鳥たちが羽音を立てながらついばんでいます。
私も鳥の食べ残しを毎日少しずつつまんでいます。
甘くて美味しいですよ。
宗旦むくげが今年初めての花を咲かせました。
挿し木から育てて、先日鉢から庭に植え替えましたが、無事に根付いたみたいです。
もう庭に雑草が茂ってしまい、週末は草刈り機の出番です。
その前に庭の点検。
思わぬところから思わぬ植物が芽をだしている事があるからです。
春に植えたルピナスに大きな種ができまして、それは大きな枝豆みたいな感じなのですが
いつの間にか弾けて飛んでいるのです。
ルピナスから2メートル位離れた草むらから芽を出していました。
花壇に連れ戻さねばなりません。
さて、本題の一筆箋。
すっかりメールの時代になりましたので、手紙を書く事って減りましたよね。
手紙だけでなく、文字を書く事じたい減っているように思います。
時々申請書とか申込書とか手書きする時に、自分の字がヘタになっていてビックリする事があります。
漢字も忘れてしまうし・・・
そんな私が字を書く機会は、お道具を発送する時に同封しているお手紙です。
手紙という程のものではなく、ご挨拶程度ですが必ず添えるようにしています。
100円ショップのものですが、色々と取り揃えています。
お買い上げのお礼とお道具について一言書いて、封筒に入れるようにしています。
そんな事を仕事仲間に話しましたら、
「その労力が次につながるの?」 と。
まぁ、今のところリピーターさんはいませんので次につながっているかというと否ですね。
自己満足かもしれませんが、私がお道具にしてあげられる最後の事ですからね。
お嫁に出す親の気分で、嫁ぎ先で大事にしてもらえるように、その為に大事に送り出したいのです。
日めくり格言集みたいなのを昔もらいまして、最近朝めくるようになったのですが
ね、お道具にもきっと心があるのです。
今日もお買い上げありがとうございます
良い週末をお過ごしください。
思いつづければ いつかまた出会える [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
梅雨入りしましたが、昨日は真夏の暑さ。そして今日は強い風が吹いています。
今週は2つの道具市場へ行ってきました。
数年前に行っていた所なのですが、お稽古事と同じ曜日に当たっていたので
ずっと行けなかった市場です。
そこで久しぶりに会った先輩から、こんなカワイイ子をいただきました
手乗りならぬ指乗りスズメちゃん
お顔がよく写らなかったのですが、伏し目がちなとってもカワイイ子です。
先輩が扱った荷物の中から出てきたそうですが、スズメを見て私を思い出してくれたみたいです。
わーぃ ありがとうございます
「これ、いったい何でしょうね」 と聞くと
「何だかわからないけど、作った人も雀が好きだったんだと思うよ。それだけで面白い」 と先輩。
確かにそうです。
これはスズメ好きさんの遊び心だけで出来ているように思います。
今は、ノートパソコンで仕事のお手伝い。
癒される~
好きなものをみんなに言っておくと、集まってくる傾向にあります。
もっともプレゼントしてくれるのはこの先輩くらいで、
市場においては、カモにされているのかもしれませんよ~
「スズメの掛け軸持ってきたよ」
などと声をかけられると、嬉しい反面、どのような状態でも買って帰らねば・・・となります。
私がスズメを買い続ければ、他の人は競らずに譲ってくれる傾向になり、
売る人もまたスズメちゃんを持ってきてくれるという循環を守る為です。
いつか、スズメちゃんばかりの展示会を開くのが夢なので、様々な道具になっているスズメを集めています。
前置きが長くなりましたが(えー 本題じゃなかったのという声が聞こえる。。。)
その先輩が、スマホの写真を見せてくれて
「あそこにあるのと同じものだよ」
とある品物を指さしました。 確かにキズの具合も同じ同一の品物です。
何年も前に金額が折り合わず買わなかったものだそうです。
それからずっと手に入れたいと思い続けていたものと、また出会ったという訳です。
今回は無事に手に入れられて嬉しそうでした。
先輩いわく、欲しい物はずっと忘れなければいつかまた巡りあえるのだそうです。
想いが引き寄せるのかもしれませんね。
となると、私もある茶杓ともう一度会えるかもしれません。
市場で競り負けた夜は眠れない程後悔しました あの時は資金力というより気持ちで負けてしまったのです。
ひんやりした風が吹いてきました。
お天気が崩れる前兆ですね。
雨降りの日は、雨なりの楽しさを見つけたいですね。
今日もお疲れさまでした。
明日も良い一日になりますように と、強く思っております。
梅雨入りしましたが、昨日は真夏の暑さ。そして今日は強い風が吹いています。
今週は2つの道具市場へ行ってきました。
数年前に行っていた所なのですが、お稽古事と同じ曜日に当たっていたので
ずっと行けなかった市場です。
そこで久しぶりに会った先輩から、こんなカワイイ子をいただきました
手乗りならぬ指乗りスズメちゃん
お顔がよく写らなかったのですが、伏し目がちなとってもカワイイ子です。
先輩が扱った荷物の中から出てきたそうですが、スズメを見て私を思い出してくれたみたいです。
わーぃ ありがとうございます
「これ、いったい何でしょうね」 と聞くと
「何だかわからないけど、作った人も雀が好きだったんだと思うよ。それだけで面白い」 と先輩。
確かにそうです。
これはスズメ好きさんの遊び心だけで出来ているように思います。
今は、ノートパソコンで仕事のお手伝い。
癒される~
好きなものをみんなに言っておくと、集まってくる傾向にあります。
もっともプレゼントしてくれるのはこの先輩くらいで、
市場においては、カモにされているのかもしれませんよ~
「スズメの掛け軸持ってきたよ」
などと声をかけられると、嬉しい反面、どのような状態でも買って帰らねば・・・となります。
私がスズメを買い続ければ、他の人は競らずに譲ってくれる傾向になり、
売る人もまたスズメちゃんを持ってきてくれるという循環を守る為です。
いつか、スズメちゃんばかりの展示会を開くのが夢なので、様々な道具になっているスズメを集めています。
前置きが長くなりましたが(えー 本題じゃなかったのという声が聞こえる。。。)
その先輩が、スマホの写真を見せてくれて
「あそこにあるのと同じものだよ」
とある品物を指さしました。 確かにキズの具合も同じ同一の品物です。
何年も前に金額が折り合わず買わなかったものだそうです。
それからずっと手に入れたいと思い続けていたものと、また出会ったという訳です。
今回は無事に手に入れられて嬉しそうでした。
先輩いわく、欲しい物はずっと忘れなければいつかまた巡りあえるのだそうです。
想いが引き寄せるのかもしれませんね。
となると、私もある茶杓ともう一度会えるかもしれません。
市場で競り負けた夜は眠れない程後悔しました あの時は資金力というより気持ちで負けてしまったのです。
ひんやりした風が吹いてきました。
お天気が崩れる前兆ですね。
雨降りの日は、雨なりの楽しさを見つけたいですね。
今日もお疲れさまでした。
明日も良い一日になりますように と、強く思っております。
誰も知らない市場をもとめて [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
なんとなんと11月の初めての更新となってしまいました
ひょんな流れで来年の初釜の亭主を仰せつかり・・・
頭の中が初釜でいっぱいになっておりました~
それはまたおいおい書くとしまして、今日は市場の話題です。
お道具の仕入れ先である古物市場。
翠雀が通っているのは千葉県内の2箇所です。
他に都内や埼玉県など、時々行くところもあります。
この仕事を始めたばかりの頃は、古物の先生と一緒じゃないと不安でした。
しかし、先生はハグチ(専門)が違うのでいつまでも保護者をお願いするわけにもいかず・・・
今は一人で行っています って当たり前のことです
だんだんと市場の雰囲気にも慣れて、顔見知りも増えて、居心地が良くなってきたのですが
仲よくしていただいている人と競り合うのって、ちょっと気が引けるのもあるのです。
以前、大先輩が 「市場の人とは慣れ合いにならないようにしている」 というようなことを
おっしゃっていたのが、最近やっとわかるようになってきました。
そこで、どこか新しい市場に行ってみたいな~
とネットであれこれ探すも、古物市場の情報ってほとんど無いのですよ
それでも古いブログの記事に茨城県の情報を見つけ、思い切って行ってみました。
カーナビに住所をセットして出発
あと2キロの所でコンビニに寄り道。
駐車場にはいかにもそれ(古物商)らしい方達が沢山います。
ヨシヨシ 市場は近いんだな と安心して買い物を済ませると、見事に誰もいません。
それでもナビに誘導されて辿り着いた先は・・・
ナンジャこりゃ~~~
何かの間違いです! 再びブログを見て住所をチェック。
間違いではなさそうです。。。。。 でも正しくもありません
コンビニにいた人達はどこへ行ってしまったのでしょうか。
なんだか地球にただ一人取り残されたようなキモチ。
再びコンビニに戻り付近を探索しましたが、とうとう見つける事ができませんでした。
目の前には利根川。
鳥を眺めながら現実逃避を試みましたが、ガッカリ感は薄まらず。
いったいどこで間違えたのでしょう (って当てずっぽうでやってきたのがそもそも間違いよね)
私のココロの中では森高千里さんの風に吹かれて が流れていました。
皆さまもお聴きになりながら続きをどうぞ。
『誰かにこの状況をグチりたい・・・』
携帯のアドレスをめくってみる。
利根川を渡っただけなのに、見知らぬ土地に来た感がすごくて
早く千葉県に戻ろうと車のエンジンをかけました。
千葉県に戻ると道の駅発見。
大好きな道の駅を見つけ、ちょっと元気になる。
屋上に飛行機 スタッフさんに伺うと 『成田空港に近いから』 展示しているらしいです。
操縦してもいいですよ と言われ
乗ってみた
そして妄想してみる。
隣には私の№1ハンサム、ロバート・レッドフォード でも映画 愛と哀しみの果てのロバートは
メリル・ストリープをもってしても繋ぎ止めておけなかったのだから、一緒に乗る相手としては向かないかもしれません。
売店でこんなのを買って
更にこんなのを買った頃には
気分も上々に
さて帰るとしよう。
その後茨城県の先輩から連絡もらったので、市場の紹介を頼みました。
快く2箇所教えてくれました。
一人前への道は遠いです。
なんとなんと11月の初めての更新となってしまいました
ひょんな流れで来年の初釜の亭主を仰せつかり・・・
頭の中が初釜でいっぱいになっておりました~
それはまたおいおい書くとしまして、今日は市場の話題です。
お道具の仕入れ先である古物市場。
翠雀が通っているのは千葉県内の2箇所です。
他に都内や埼玉県など、時々行くところもあります。
この仕事を始めたばかりの頃は、古物の先生と一緒じゃないと不安でした。
しかし、先生はハグチ(専門)が違うのでいつまでも保護者をお願いするわけにもいかず・・・
今は一人で行っています って当たり前のことです
だんだんと市場の雰囲気にも慣れて、顔見知りも増えて、居心地が良くなってきたのですが
仲よくしていただいている人と競り合うのって、ちょっと気が引けるのもあるのです。
以前、大先輩が 「市場の人とは慣れ合いにならないようにしている」 というようなことを
おっしゃっていたのが、最近やっとわかるようになってきました。
そこで、どこか新しい市場に行ってみたいな~
とネットであれこれ探すも、古物市場の情報ってほとんど無いのですよ
それでも古いブログの記事に茨城県の情報を見つけ、思い切って行ってみました。
カーナビに住所をセットして出発
あと2キロの所でコンビニに寄り道。
駐車場にはいかにもそれ(古物商)らしい方達が沢山います。
ヨシヨシ 市場は近いんだな と安心して買い物を済ませると、見事に誰もいません。
それでもナビに誘導されて辿り着いた先は・・・
ナンジャこりゃ~~~
何かの間違いです! 再びブログを見て住所をチェック。
間違いではなさそうです。。。。。 でも正しくもありません
コンビニにいた人達はどこへ行ってしまったのでしょうか。
なんだか地球にただ一人取り残されたようなキモチ。
再びコンビニに戻り付近を探索しましたが、とうとう見つける事ができませんでした。
目の前には利根川。
鳥を眺めながら現実逃避を試みましたが、ガッカリ感は薄まらず。
いったいどこで間違えたのでしょう (って当てずっぽうでやってきたのがそもそも間違いよね)
私のココロの中では森高千里さんの風に吹かれて が流れていました。
皆さまもお聴きになりながら続きをどうぞ。
『誰かにこの状況をグチりたい・・・』
携帯のアドレスをめくってみる。
利根川を渡っただけなのに、見知らぬ土地に来た感がすごくて
早く千葉県に戻ろうと車のエンジンをかけました。
千葉県に戻ると道の駅発見。
大好きな道の駅を見つけ、ちょっと元気になる。
屋上に飛行機 スタッフさんに伺うと 『成田空港に近いから』 展示しているらしいです。
操縦してもいいですよ と言われ
乗ってみた
そして妄想してみる。
隣には私の№1ハンサム、ロバート・レッドフォード でも映画 愛と哀しみの果てのロバートは
メリル・ストリープをもってしても繋ぎ止めておけなかったのだから、一緒に乗る相手としては向かないかもしれません。
売店でこんなのを買って
更にこんなのを買った頃には
気分も上々に
さて帰るとしよう。
その後茨城県の先輩から連絡もらったので、市場の紹介を頼みました。
快く2箇所教えてくれました。
一人前への道は遠いです。
今週の仕入れ [お道具屋のしごと]
今週の仕入れ またまたスズメのお皿を買いました [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
梅雨の晴れ間というより、雨の比率の方が少ないような6月です。
今週も市場に仕入れに行きました。
朝6時半に出発して7時過ぎに到着。 すでに沢山の人が来ています。
この業界は朝が早いです。
完全な男性社会ですが、翠雀よりも若い女性もちらほらいらっしゃいます。
アラフィフの私が若手なのですから、先細りの業界なのかしら。
世の中は戦後3本の指に入るような好景気だそうですが 感じますか??
楽観的といわれるバブル世代ですが、あの頃のような感じは漂っていないな~と感じています。
みなさまの周りはいかがでしょうか。
今週の仕入れは、夏のお茶事に使ってみたら面白そうなものを買いました。
夏には『夕ざり』といいまして、夕方から夜にかけて行われるお茶事があります。
9月の初秋の頃が良いかもしれません。
手燭(てじょく) という燭台を手で持てるようにしたものにロウソクを立てて、暗くなった露地や室内で使います。
そういう茶事で使ったら面白そうな小道具を買いました。
使用例は写真撮って改めてお見せしたいと思います。
他にも茶碗や茶杓、掛け軸などを買いました。
値段が出せず、買えなかったものも沢山あります(毎度の事ですが)
商売の事を考えたら、茶道具以外のものも扱った方が良いのかな・・・と思ったりして
そういうアイテムの競りにも参加したり。
しかしブレないのはコレ とやっと本題。
笹の葉っぱのお皿にスズメちゃん
3枚しかなかったのですが、自宅用なので十分です。
お客様の人数によってはお茶事にも使いたいくらい、カワイイです。
手書きなので1羽1羽ビミョウに違います。
なんだかベレー帽をかぶったオジサンみたい
愛らしいというより、ブサカワ 愛嬌があります。
スズメが絵描きさんっぽいしお皿の形もパレットみたいだから、色合い豊かなお料理を盛り付けたらどうかな。
カラーピーマンを入れたピクルスとか、ブルーベリーやさくらんぼ、キウイやオレンジなどのフルーツもいいかもしれないですね。 竹の楊枝を添えたら竹に雀が完成
さて、もうすぐ6月も終わりです。
振り返るとちょっとダラダラと過ごし過ぎてしまいました。
気を引き締めて、今日やる事に取り掛かろうと思います。
みなさまも良い一日をお過ごしくださいね
梅雨の晴れ間というより、雨の比率の方が少ないような6月です。
今週も市場に仕入れに行きました。
朝6時半に出発して7時過ぎに到着。 すでに沢山の人が来ています。
この業界は朝が早いです。
完全な男性社会ですが、翠雀よりも若い女性もちらほらいらっしゃいます。
アラフィフの私が若手なのですから、先細りの業界なのかしら。
世の中は戦後3本の指に入るような好景気だそうですが 感じますか??
楽観的といわれるバブル世代ですが、あの頃のような感じは漂っていないな~と感じています。
みなさまの周りはいかがでしょうか。
今週の仕入れは、夏のお茶事に使ってみたら面白そうなものを買いました。
夏には『夕ざり』といいまして、夕方から夜にかけて行われるお茶事があります。
9月の初秋の頃が良いかもしれません。
手燭(てじょく) という燭台を手で持てるようにしたものにロウソクを立てて、暗くなった露地や室内で使います。
そういう茶事で使ったら面白そうな小道具を買いました。
使用例は写真撮って改めてお見せしたいと思います。
他にも茶碗や茶杓、掛け軸などを買いました。
値段が出せず、買えなかったものも沢山あります(毎度の事ですが)
商売の事を考えたら、茶道具以外のものも扱った方が良いのかな・・・と思ったりして
そういうアイテムの競りにも参加したり。
しかしブレないのはコレ とやっと本題。
笹の葉っぱのお皿にスズメちゃん
3枚しかなかったのですが、自宅用なので十分です。
お客様の人数によってはお茶事にも使いたいくらい、カワイイです。
手書きなので1羽1羽ビミョウに違います。
なんだかベレー帽をかぶったオジサンみたい
愛らしいというより、
スズメが絵描きさんっぽいしお皿の形もパレットみたいだから、色合い豊かなお料理を盛り付けたらどうかな。
カラーピーマンを入れたピクルスとか、ブルーベリーやさくらんぼ、キウイやオレンジなどのフルーツもいいかもしれないですね。 竹の楊枝を添えたら竹に雀が完成
さて、もうすぐ6月も終わりです。
振り返るとちょっとダラダラと過ごし過ぎてしまいました。
気を引き締めて、今日やる事に取り掛かろうと思います。
みなさまも良い一日をお過ごしくださいね
スズメのお皿を買いました [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
梅雨入りしてからも雨が少なくて、水不足が心配になりますが
お天気なのはやっぱり嬉しいですね。
先日、道具市場でとってもカワイイお皿を買いました。
だ~い好きなスズメちゃん。
良く見ると
赤ちゃんスズメをおんぶしてる~~
なんてカワイイのでしょう ムフフッ 思わずニヤケてしまう
1枚しかなかったのですが、飾って楽しみたいので1枚で十分です。
市場では様々なものが出てきますが、
私は茶道具以外はあまり注意して見ません。
このお皿もかんざしなどと一緒にお盆に乗せられてレーンを流れてきたのですが
私はもちろんスルー。
そしたら、近くの席の先輩がお皿をとって 『雀だよ』 と渡してくれました。
カワユ~イ 気づかなかったです。ありがとうございます。
とお盆に戻し、値段を考えるわたし。
多分かんざし等も一緒に競られてしまうだろう。 そうなるといくらになるかな・・・・
考える私に、 『これ見た?』 とサインを送ってくれる別の先輩。
いよいよお皿のお盆がセリにかけられます。
競り人さんは 『じゃあこれお盆全部で・・・』 とスタート価格を言おうとした時
『このお皿だけ』 と、お皿1枚だけでやってあげてと言ってくれた先輩が現れ
かくして、かんざし狙いの方々との競り合いが避けられ、お皿は無事に手に入りました。
ちょっと高かったですが、なんとしても欲しかったので頑張りました
だってこんなにカワイイんだもの。
これは九谷焼で、幕末~明治頃のものだと思われます。
好きなものはアピールしておくと良いですね。
私がウトウト居眠りして気づかなくても教えていただける
他にも茶道具を買いまして、充実した仕入れとなりました。
茶席で使う掛軸を買うのを見ていた人が
『茶掛けを買ってるの? だったら今度持ってくるよ』
と声を掛けてくれた方もいました。
ここの市場では水墨画などと比べると茶掛けの割合が小さいので、もっと茶掛けが増えるかな~と期待します。
それにしてもこのお皿、どういう場面が描かれているのでしょう。
向こうのスズメは赤い着物でホッソリしているので多分若い女の子ですね。
真ん中のスズメ達はふっくらして着物も落ち着いた色なのでオネエサン達?
『あんまり遠くへ行っちゃダメよ~』 とでも言っているのでしょうか。
そんなことを考えるのも楽しいです。
今日も良い一日を。
梅雨入りしてからも雨が少なくて、水不足が心配になりますが
お天気なのはやっぱり嬉しいですね。
先日、道具市場でとってもカワイイお皿を買いました。
だ~い好きなスズメちゃん。
良く見ると
赤ちゃんスズメをおんぶしてる~~
なんてカワイイのでしょう ムフフッ 思わずニヤケてしまう
1枚しかなかったのですが、飾って楽しみたいので1枚で十分です。
市場では様々なものが出てきますが、
私は茶道具以外はあまり注意して見ません。
このお皿もかんざしなどと一緒にお盆に乗せられてレーンを流れてきたのですが
私はもちろんスルー。
そしたら、近くの席の先輩がお皿をとって 『雀だよ』 と渡してくれました。
カワユ~イ 気づかなかったです。ありがとうございます。
とお盆に戻し、値段を考えるわたし。
多分かんざし等も一緒に競られてしまうだろう。 そうなるといくらになるかな・・・・
考える私に、 『これ見た?』 とサインを送ってくれる別の先輩。
いよいよお皿のお盆がセリにかけられます。
競り人さんは 『じゃあこれお盆全部で・・・』 とスタート価格を言おうとした時
『このお皿だけ』 と、お皿1枚だけでやってあげてと言ってくれた先輩が現れ
かくして、かんざし狙いの方々との競り合いが避けられ、お皿は無事に手に入りました。
ちょっと高かったですが、なんとしても欲しかったので頑張りました
だってこんなにカワイイんだもの。
これは九谷焼で、幕末~明治頃のものだと思われます。
好きなものはアピールしておくと良いですね。
私が
他にも茶道具を買いまして、充実した仕入れとなりました。
茶席で使う掛軸を買うのを見ていた人が
『茶掛けを買ってるの? だったら今度持ってくるよ』
と声を掛けてくれた方もいました。
ここの市場では水墨画などと比べると茶掛けの割合が小さいので、もっと茶掛けが増えるかな~と期待します。
それにしてもこのお皿、どういう場面が描かれているのでしょう。
向こうのスズメは赤い着物でホッソリしているので多分若い女の子ですね。
真ん中のスズメ達はふっくらして着物も落ち着いた色なのでオネエサン達?
『あんまり遠くへ行っちゃダメよ~』 とでも言っているのでしょうか。
そんなことを考えるのも楽しいです。
今日も良い一日を。
柳のように [お道具屋のしごと]
こんにちは 翠雀です。
先週の市場で仕入れたものを紹介します。
ちょっと品薄ではあったのですが、いくつか買う事が出来ました。
まず、赤楽茶碗。 京都の佐々木松楽作です。 お茶席ではおなじみの陶工さんです。
なにげなくルーペで見ていたら、釉薬がサイダーの泡みたいにシュワーっとなっているのに気づきました。
黒楽茶碗には出ない味わいで面白いなと思いました。
お次はこれ!
仙厓さんの堪忍柳画賛です。 競り人がパッと広げて見せた時に 『絶対買おう! 〇〇円まで出せる』 と意気込んだのですが、私ともう一人が声を出したのみで、あっけなく落札~。
まぁね、もちろん複製ですし、上からさがっている風帯(ふうたい)は片方取れちゃっているし、本紙も折れがありますからね。
それでも私は欲しかったのです。 昨年展覧会で観て以来、すっかり仙厓さんにLOVE なのですから。 展覧会の記事はコチラ
帰宅して真っ先に床の間に掛けてみました。
そしてまたまたルーペでチェック。 これ良く出来た複製です。 出来の悪い複製は印刷の小さなドットが見えたり、墨がベットリと単調な感じに印刷されているのですが、墨の濃淡もきれいに出ているしドットも見えません。
出光興産の各支店に創業者の出光佐三氏の写真を飾りたいとの希望に対し、佐三氏はこの堪忍柳画賛の複製を送ったというエピソードも残っています。
その時のものなのかは不明ですが、とにかくまんぞく満足
そして、良い買い物だと周囲の先輩にも言われ、広げてみるのを楽しみにしていたもの。
今回の品薄の市場での唯一の茶掛け。 大徳寺509世・桂堂老師の掛け軸4本です。
箱の状態も良く、何より私はこの方の文字が好きなのです。
ワクワクしながら広げてみると・・・・
なんじゃこりゃーーーー
表具の天の部分が両面テープで貼られています
おそらく前の持ち主の床の間の天井が低かったのでしょう。 長さを短くするために裾上げのようになっています
ナンテコト・・・・・
こんな状態ではどうにもなりませんので、思い切って剥がしてみることに。
揮発性のエタノールを使ってシミにならないように水気を与えながら剥がしていきます。
両面テープを剥がす時、どうしても絹地が引っ張られ、裏打ち紙から剥れてしまいました。
跡が残っています。
他の3本とも同じような状態。。。
更に強力テープで裏を留める念の入れようのものも
本紙にはシミもなく表具もキレイなだけに惜しまれます。
御道具は 【時代の預かりもの】 です。 手に入れたからといって都合よく加工したりするのはいかがなものでしょうか。 本紙に影響がなければ良いの??
競り中はじっくり検品する時間もなく、次々に出てくる品物を一目で評価して値段をつけなければなりません。
それにこんな加工がされているとは想像できませんよ~。
愚痴や怒りが入りまじり眼をあげると
・・・ そうだった 私が未熟でございました
今週もがんばりましょう
先週の市場で仕入れたものを紹介します。
ちょっと品薄ではあったのですが、いくつか買う事が出来ました。
まず、赤楽茶碗。 京都の佐々木松楽作です。 お茶席ではおなじみの陶工さんです。
なにげなくルーペで見ていたら、釉薬がサイダーの泡みたいにシュワーっとなっているのに気づきました。
黒楽茶碗には出ない味わいで面白いなと思いました。
お次はこれ!
仙厓さんの堪忍柳画賛です。 競り人がパッと広げて見せた時に 『絶対買おう! 〇〇円まで出せる』 と意気込んだのですが、私ともう一人が声を出したのみで、あっけなく落札~。
まぁね、もちろん複製ですし、上からさがっている風帯(ふうたい)は片方取れちゃっているし、本紙も折れがありますからね。
それでも私は欲しかったのです。 昨年展覧会で観て以来、すっかり仙厓さんにLOVE なのですから。 展覧会の記事はコチラ
帰宅して真っ先に床の間に掛けてみました。
そしてまたまたルーペでチェック。 これ良く出来た複製です。 出来の悪い複製は印刷の小さなドットが見えたり、墨がベットリと単調な感じに印刷されているのですが、墨の濃淡もきれいに出ているしドットも見えません。
出光興産の各支店に創業者の出光佐三氏の写真を飾りたいとの希望に対し、佐三氏はこの堪忍柳画賛の複製を送ったというエピソードも残っています。
その時のものなのかは不明ですが、とにかくまんぞく満足
そして、良い買い物だと周囲の先輩にも言われ、広げてみるのを楽しみにしていたもの。
今回の品薄の市場での唯一の茶掛け。 大徳寺509世・桂堂老師の掛け軸4本です。
箱の状態も良く、何より私はこの方の文字が好きなのです。
ワクワクしながら広げてみると・・・・
なんじゃこりゃーーーー
表具の天の部分が両面テープで貼られています
おそらく前の持ち主の床の間の天井が低かったのでしょう。 長さを短くするために裾上げのようになっています
ナンテコト・・・・・
こんな状態ではどうにもなりませんので、思い切って剥がしてみることに。
揮発性のエタノールを使ってシミにならないように水気を与えながら剥がしていきます。
両面テープを剥がす時、どうしても絹地が引っ張られ、裏打ち紙から剥れてしまいました。
跡が残っています。
他の3本とも同じような状態。。。
更に強力テープで裏を留める念の入れようのものも
本紙にはシミもなく表具もキレイなだけに惜しまれます。
御道具は 【時代の預かりもの】 です。 手に入れたからといって都合よく加工したりするのはいかがなものでしょうか。 本紙に影響がなければ良いの??
競り中はじっくり検品する時間もなく、次々に出てくる品物を一目で評価して値段をつけなければなりません。
それにこんな加工がされているとは想像できませんよ~。
愚痴や怒りが入りまじり眼をあげると
・・・ そうだった 私が未熟でございました
今週もがんばりましょう