師匠と弟子について 2016年初釜に想う [お茶会・お茶事]
こんにちは 翠雀です。
3連休いかがお過ごしですか?
茶道では初釜(はつがま)といいまして、新年最初のお茶事が開かれる時季を迎えています。
私の通っている教室でも先日行われました。
ここ数年は前日の準備をお手伝いさせていただけるようになりました。
習い始めた頃は自分の事だけで精一杯で、前日の準備や当日の後片付けまで
思い至る事はできませんでした。
一人で着物が着られるか、足が痺れないか
そんな事を心配していました
裏方仕事は “新人の仕事” というシチュエーションも多いと思いますが
茶道では裏方(水屋みずや)の仕事が出来るようになるには相当の精進が必要でしょう。
私はまだまだ
『あれやって、これやって。あっそれは違うわよ』
と、先生がおっしゃる事を理解しようとするのに精一杯ですが
先生のされる事を間近で見ながら教えていただけるのは有難いことと感じています。
何にもコツがあり、それは本には書かれておらず師匠から弟子に代々伝えられてきた事です。
それを今私に教えてくださるというのは、本当に有難い事だなぁと実感しました。
準備の途中でお昼になりました。
いつもお赤飯をいただくのですが、姉弟子さん達が1品2品と漬物や煮物をお持ちくださいます。
今年は私も何か作ろうと思いまして、メニューを考えました。
腕前がバレてしまうもの(煮物など)は自信がないし と悩んだ結果
マヨネーズが頼りのポテトサラダ(苦笑)
前の晩にジャガイモを蒸したり野菜を切ったりしておきまして
朝マカロニを茹でて混ぜ合わせました。
でもね、ハムを入れるのを忘れてしまったの~
お正月に貰った美味しいハムがあったのに・・・
なんだかコクが足りない精進サラダになってしまいました
もう1品はデザートにしました。
リンゴのコンポートですが、こちらの主役、実はミカンなの。
缶詰のミカンだと思いますでしょ?
これは私が作ったんですよ
作ったと言えるほど何かをしたわけではないのですが、わりと簡単に缶詰のミカンが作れる事に感動です
繊細な作業なので注意力がいりますけど、やっているうちにコツのようなものがつかめてきました。
皆さんから褒め言葉(優しい~)をいただき、ちょっとホッとしました。
一緒にご飯を囲むのは普段の稽古ではなかなかない事なので
とっても楽しかったです。
キレイに整った室礼やお道具に新春を感じました
肝心の初釜は翌日なのに、充分な達成感が (笑)
当日は稽古の曜日が違って日頃会えない皆さんにも会えて
和やかで楽しい時間が過ごせました。
私の先生は『弟子への責任』というような事をよくおっしゃいます。
お茶を趣味で楽しむだけじゃなく、指導者になれるようにと考えてくださいます。
それはきっと先生の先生、そのまた上の先生と代々受け継がれてきた考えで
ある種DNA的なもののような気がします。
自分が先生になったら同じようにしてあげたいと考えられるのは
幸せな事ですよね。 なれるかどうか精進次第だけど
師匠と弟子って親子にも似ているように思います。
私は他にも習い事をしているのですが、こちらは私を悩ませています
昨年先生のお考えで生徒が受験できないかもしれない状況があり
私は試験を目標にしてきた人を想い、とにかく試験が受けられる事を第一に行動して欲しくて
身の程もわきまえず意見を申し上げました。
結果として無事に受験できたので本当に良かったと思いましたが
また同じような問題が起こっています。
今回は私も受験資格があったのですが、試験の事を考慮して欲しいとおっしゃってくださったのはお一人だけでした そんなものですね・・・
体勢が大きく変わる時、何を頼りに行動すれば良いのでしょう。
【いつも思いやりが先にたつように】
私が習っている茶道流派で勉強会などの初めに唱和することばの一節です。
口にする度に自分を省みています。
これだと思ったら突っ走ってしまう私ですが、
自分のまわり数メートルはグルリと見まわす余裕を持てるように。
新たな目標です。
今週は今年最初の市場が始まります。 楽しみだな~。
こちらは直‘観’力が必要なので、とにかく勉強勉強です
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
良い一日をお過ごしくださいね
3連休いかがお過ごしですか?
茶道では初釜(はつがま)といいまして、新年最初のお茶事が開かれる時季を迎えています。
私の通っている教室でも先日行われました。
ここ数年は前日の準備をお手伝いさせていただけるようになりました。
習い始めた頃は自分の事だけで精一杯で、前日の準備や当日の後片付けまで
思い至る事はできませんでした。
一人で着物が着られるか、足が痺れないか
そんな事を心配していました
裏方仕事は “新人の仕事” というシチュエーションも多いと思いますが
茶道では裏方(水屋みずや)の仕事が出来るようになるには相当の精進が必要でしょう。
私はまだまだ
『あれやって、これやって。あっそれは違うわよ』
と、先生がおっしゃる事を理解しようとするのに精一杯ですが
先生のされる事を間近で見ながら教えていただけるのは有難いことと感じています。
何にもコツがあり、それは本には書かれておらず師匠から弟子に代々伝えられてきた事です。
それを今私に教えてくださるというのは、本当に有難い事だなぁと実感しました。
準備の途中でお昼になりました。
いつもお赤飯をいただくのですが、姉弟子さん達が1品2品と漬物や煮物をお持ちくださいます。
今年は私も何か作ろうと思いまして、メニューを考えました。
腕前がバレてしまうもの(煮物など)は自信がないし と悩んだ結果
マヨネーズが頼りのポテトサラダ(苦笑)
前の晩にジャガイモを蒸したり野菜を切ったりしておきまして
朝マカロニを茹でて混ぜ合わせました。
でもね、ハムを入れるのを忘れてしまったの~
お正月に貰った美味しいハムがあったのに・・・
なんだかコクが足りない精進サラダになってしまいました
もう1品はデザートにしました。
リンゴのコンポートですが、こちらの主役、実はミカンなの。
缶詰のミカンだと思いますでしょ?
これは私が作ったんですよ
作ったと言えるほど何かをしたわけではないのですが、わりと簡単に缶詰のミカンが作れる事に感動です
繊細な作業なので注意力がいりますけど、やっているうちにコツのようなものがつかめてきました。
皆さんから褒め言葉(優しい~)をいただき、ちょっとホッとしました。
一緒にご飯を囲むのは普段の稽古ではなかなかない事なので
とっても楽しかったです。
キレイに整った室礼やお道具に新春を感じました
肝心の初釜は翌日なのに、充分な達成感が (笑)
当日は稽古の曜日が違って日頃会えない皆さんにも会えて
和やかで楽しい時間が過ごせました。
私の先生は『弟子への責任』というような事をよくおっしゃいます。
お茶を趣味で楽しむだけじゃなく、指導者になれるようにと考えてくださいます。
それはきっと先生の先生、そのまた上の先生と代々受け継がれてきた考えで
ある種DNA的なもののような気がします。
自分が先生になったら同じようにしてあげたいと考えられるのは
幸せな事ですよね。 なれるかどうか精進次第だけど
師匠と弟子って親子にも似ているように思います。
私は他にも習い事をしているのですが、こちらは私を悩ませています
昨年先生のお考えで生徒が受験できないかもしれない状況があり
私は試験を目標にしてきた人を想い、とにかく試験が受けられる事を第一に行動して欲しくて
身の程もわきまえず意見を申し上げました。
結果として無事に受験できたので本当に良かったと思いましたが
また同じような問題が起こっています。
今回は私も受験資格があったのですが、試験の事を考慮して欲しいとおっしゃってくださったのはお一人だけでした そんなものですね・・・
体勢が大きく変わる時、何を頼りに行動すれば良いのでしょう。
【いつも思いやりが先にたつように】
私が習っている茶道流派で勉強会などの初めに唱和することばの一節です。
口にする度に自分を省みています。
これだと思ったら突っ走ってしまう私ですが、
自分のまわり数メートルはグルリと見まわす余裕を持てるように。
新たな目標です。
今週は今年最初の市場が始まります。 楽しみだな~。
こちらは直‘観’力が必要なので、とにかく勉強勉強です
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
良い一日をお過ごしくださいね
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