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寒い日は手あぶりを使う 心まで温かく [お道具紹介]

こんにちは 翠雀です。

今日は29日、仕事納めの方も多いと思います。
翠雀も昨日が年内最後の市場でした。

あちこちで年末の挨拶が交わされるのを聞きながら、今年も終わるんだな~と実感しました。

さて、冬至が過ぎて夜明けの時間は少しずつ早くなっているはずですが
私が起きる6時はまだ真っ暗です。

7時頃になるとようやく明るくなってきて、その時間の楽しみが影絵です。
影絵[exclamation&question] 何かといいますと

朝の影絵.JPG

2階の茶の間の東南の障子に、朝日に照らされた鳥が映ります。
これはヒヨドリ。
主にスズメとヒヨドリがやってきます。
ほほえましくって毎朝笑顔でスタートできます[わーい(嬉しい顔)]

寒い朝、エアコンをつける代わりに炭を熾す事にしました。

今年のふるさと納税でいただいた返礼品に木炭があります。
鹿児島県日置市からの樫の木の木炭です。

ふるさと納税 炭.JPG

10キロの包みが二つ。 たっぷりいただけました!
軍手も同封されていて親切[黒ハート]

ふるさと納税 炭2.JPG

丸と割の混合です。
ノコギリで8センチ位に切りまして、火熾しで火をつけます。

炭を熾す.JPG

今のガスコンロは安全設計なので、何度もガスが消えてしまいましたが
5分程で炭の角が紅くなってきました。
炭は角が一番先に燃えるのです。

火熾しの難点は、どうしてもコンロが汚れてしまうこと[ふらふら]

炭を熾す2.JPG

手あぶりに炭を入れてみます。

手あぶり.JPG

この手あぶりは桐の木で葦と千鳥の蒔絵があります。
内側は銅の落としが付いていますので、火鉢が燃えてしまう心配はありません。

小ぶりで手元に置くのに邪魔になりません。
その代わり五徳を入れられないのでヤカンなどは乗りません。

炭の次はお香を入れます。

練り香.JPG

お香は燃えないように、ホドホドに炭から離れた熱灰(あつばい)にポトリ。
温められて、良い香りが立ってきます。

手あぶり2.JPG

真っ赤な炭を見ていたら、不思議と豊かな気持ちになります。
茶事の初炭手前で、炉の中の真っ赤な炭を一同で囲む時
私は連帯感や生命を感じるのですが、同じような温かさに包まれました。

3時間程燃え続け、真っ白になった炭。

手あぶり3.JPG

火箸で触ってみると

手あぶり4.JPG

燃え尽きたように見えても、中はまだまだ燃えています。
なんだか人生みたい、とシミジミしちゃう。

最後は火消し壷に入れましょう。

火消壷2.JPG

蓋をして空気を遮断すれば安心です。

火消壷.JPG

私としてはオススメの手あぶりですが、
火を使いますので換気や火の始末には十分に気を付けてくださいね。

また、炭は国産できちんと作られた炭をお使いください。
安価で売られているバーベキュー用の炭などは煙や嫌な臭いが出たりしますので。

今日も良い一日を。
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