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心を一緒に包むため 懐紙の使い方 [雑記]

こんにちは 翠雀です。

ワタクシ中学生の頃から通算20年近く茶道を学んでおります。

と聞いて、さぞ出来た人間なのか[exclamation&question] とチラッと思われた方もいるかもしれませんが

私はダメダメです[あせあせ(飛び散る汗)]

最近、何度か痛感することが続きました。
それはお金の渡し方。

市場で数点まとめて競りにかけられた内、後でこれだけ譲ってもらえませんか?
と買った人に交渉したときの支払い。

その逆もあり、相手が出した金額が多すぎて、そんなにもらうのワルイな~の時。

ちょっとした物なので、金額にすると500円~1000円、2000円程度なのです。

そういう時に、むき出しの(ハダカの)お金を出すのが気になりませんか?
日常だったら、立て替えてもらったお金を渡す時とか?

帳場での支払いなら、もちろんお金だけで平気なのですが、それって品代だからだと思うのです。
スーパーでの買い物と同じ、買ったものの対価としてのお金。

今回のケースはただの買い物ではなく、相手とのやり取りがあっての支払いなので
品代というよりお礼に近くなってくる。

それでですね、何かに包みたいと思ったのですが何もない[たらーっ(汗)]

しかたなく、ティッシュで包みましてね[もうやだ~(悲しい顔)] もうホントに情けなかったわけです。

まぁ、相手は気にしなかったと思いますが、茶人としてこんな事でいいわけがない[バッド(下向き矢印)]

帰宅してから、車のドアポケットにひとまず懐紙を一束入れました。ティッシュよりはいいよねって事で。

前置きが長くなりましたが、今日は更に一歩進めて、包んで用意しておくことにしました。

懐紙.JPG

懐紙2.JPG

これらは友達がくれた懐紙です。
旅先などで見つけるとお土産に買ってきてくれます。
懐紙とはお茶菓子をいただく時のお皿代わりですが、お稽古やお茶会に柄付きのものは少々使いにくいものです。
素敵だから日常使いはもったいないし・・・ どうしたものか~と思っていました。

このステキ懐紙を使ってポチ袋を作りました。

まずは500円を包みます。
見ると、なんだかキタナイ。
せっかく心を一緒に包むのに、汚れたお金では意味がありません。
上半分を磨いてみました。

硬貨を磨く.JPG

漆器にも使えるコンパウンド剤なので、傷もつけずにピカピカに[左斜め下]

ピカピカの500円.JPG

外袋用の懐紙が薄手だったので、お金を一度包んでから入れる事にしました。

ポチ袋.JPG

表と

ポチ袋2.JPG

ウラ

ポチ袋3.JPG

ネコちゃんの絵が、500円という額に合っているような。

続いて1000円袋を作りました。

ポチ袋4.JPG

新しいお札を三つ折にして包んでみました。
お札が透けて見えそうだったので、こちらも白い懐紙で一周くるんでから入れました。

あの時にこれが出来ていたらどんなに良かったでしょう。
これからはいつでも出来るように、出かける時は懐紙を携帯しようと思いました。

習い事の月謝に新札を用意したりするのは、日本的な美しい習慣です。
老舗と言われるお店では、お釣用に毎日新札を用意すると聞きます。
祝儀袋に代表される、お金を包むという事も大切にしたい文化ですね。

それらは、お金だけじゃなく心を一緒にお渡ししたいという気持ちからだと思います。

数年前に茶名をいただいた折にもらった祝儀袋。
今でもお金も一緒に大切にしまっています。 そこにくださった方のココロがあると思うからです。

市販のポチ袋も良いですが、懐紙で作った 【ほんの気持ちです】 感が気に入りました。
気負わずに受け取ってもらえそう。

あとはキモチだけ入れて、お金を入れ忘れないように[がく~(落胆した顔)] 気を付けましょう。

今日も良い一日をお過ごしください[わーい(嬉しい顔)]
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