茶室開きをしました ① [自宅でお茶事]
こんにちは 翠雀です。
早いもので2月も終わりですね。
今月は母が入院して、実家を行ったり来たりしている内に
あっという間に茶室開きの日になってしまいました。
早めに準備・・・わかっていたけど初めてなもので
間際になって足りないものが発覚したり、やっぱりバタバタしました
自宅でお茶事をしてみようと思う方の為に、自分の反省会も兼ねて
記録しておこうと思います。
といいましても、今回のは我が家流のところが多々あります。
何回かに分けてお話しします。
まず決めること。
【お茶事のテーマ】
今回は茶室開きでした。
本格茶室ではありませんが自宅の8畳の和室でお茶を点てられるようにしたものです。
その部屋の使い始めという意味での茶室開きです。
【お客様を決める】
私のように不慣れな人は、2~3人のお客様が適当だと思います。
今回は3人のお客様をお招きしました。
【道具組を考える】
テーマに沿ったもので組合せを考えます。
といっても全てをマッチさせるのは難しいと思いますので、所々でも十分だと思います。
これは一番時間がかかる作業でした。
まずお軸を決めましょう。
【お料理を考える】
簡単であっても手作りの一品を用意すると話題も広がりますし
気持ちが伝わると思います。
全部用意しようと意気込まず、買ってきたものを取り入れるのが良いです。
ご飯とお汁、煮物椀が手作りできたら十分ですよ。
【部屋を整える】
お茶室だけでも良いですが、寄付き・待合っぽい場所があると尚良いです。
本席に入るワクワク感の為にも、是非がんぱってスペースを工夫してみましょう。
先生に聞いた話では、玄関のちょっとしたスペースを寄付きにしたお茶事に
行かれたことがあるとか。
『ご亭主の工夫に感心しました』
とおっしゃっていました。
【妥協を認める】
変な言葉ですが、出来ないことを頑張っても前に進みません。
本来はこうだけど、今回はコレでやってみようと思える事が大切です。
最初から完璧には出来ませんもの。
その代り、これはっていう見せ場を考えましょう。
お客様が『面白い、すごい、こんなの初めて』と感じてもらえる事があれば
それが印象に残ります。
私はお土産を用意する事にしました。
【タイムスケジュールを作る】
当日までの日別のものと、当日の細かい時間割を作りましょう。
実は私は頭の中で考えていて、紙にしなかったのが失敗でした。
お天気によっては出来なくなってしまう事もありますので
日別のものは余裕を持たせるのが大事です。
私は母の入退院で想定外に日にちが過ぎてしまいました
大事に至らなかったので無事当日を迎えられました でも前日はほぼ徹夜で準備。
当日のスケジュールも大事です。
ダシを引く、ご飯を炊く、水を打つ、炭をおこす、お茶碗をぬるま湯に浸ける等々
全てのことを書き出します。
その中に、自分の仕度も入れましょうね。
私は着物を着る時間がなくなってしまいました~
ざっとこんな感じです。
長くなりますので、それぞれの詳細は続編で書きますね。
準備の一つ、炭洗いをご紹介します。
電熱器もあるのですが、今回はちゃんと炭でやる事にしましたので
炭を洗わなくてはいけません。
お天気の日に外でやりました。
まず洗う前の炭。
茶道用の寸法にカットされた炭です。周りには炭の粉がついていて持つと手が汚れます。
このまま火をつけると粉がハゼて畳や着物に穴が開いてしまいます。
今回使う分と予備を入れて、なるべく形の良いものを選びました。
バケツに水を張り、タワシで周りの粉を落とすように洗います。
洗っている間に壊れてしまった炭はありませんでしたので、それほどソーっとやらなくても
大丈夫。
流水ですすいだらザルに並べて干しましょう。
今回は2日間外で干し、その後、当日までこのザルのまま室内で保管しました。
これが真っ赤に燃えると菊の花のように見えるので菊炭とも呼ばれます。
美しい炭はそれだけでご馳走だなぁと感じます。
火持ちやヤニの少なさから、クヌギの木が良しとされています。
こどもの頃の先生は塩水で洗っていました。
なぜ塩水でされていたのか伺えば良かったなと、洗いながら思いました。
それにしても、お茶って優雅なイメージですが
裏方仕事がたっくさんあります
洗い物したり、道具を箱から出したり、掃除したり
普段より手を酷使したのでガサガサになってしまったのでした
続きは次回。
良い一日をお過ごしくださいね。
早いもので2月も終わりですね。
今月は母が入院して、実家を行ったり来たりしている内に
あっという間に茶室開きの日になってしまいました。
早めに準備・・・わかっていたけど初めてなもので
間際になって足りないものが発覚したり、やっぱりバタバタしました
自宅でお茶事をしてみようと思う方の為に、自分の反省会も兼ねて
記録しておこうと思います。
といいましても、今回のは我が家流のところが多々あります。
何回かに分けてお話しします。
まず決めること。
【お茶事のテーマ】
今回は茶室開きでした。
本格茶室ではありませんが自宅の8畳の和室でお茶を点てられるようにしたものです。
その部屋の使い始めという意味での茶室開きです。
【お客様を決める】
私のように不慣れな人は、2~3人のお客様が適当だと思います。
今回は3人のお客様をお招きしました。
【道具組を考える】
テーマに沿ったもので組合せを考えます。
といっても全てをマッチさせるのは難しいと思いますので、所々でも十分だと思います。
これは一番時間がかかる作業でした。
まずお軸を決めましょう。
【お料理を考える】
簡単であっても手作りの一品を用意すると話題も広がりますし
気持ちが伝わると思います。
全部用意しようと意気込まず、買ってきたものを取り入れるのが良いです。
ご飯とお汁、煮物椀が手作りできたら十分ですよ。
【部屋を整える】
お茶室だけでも良いですが、寄付き・待合っぽい場所があると尚良いです。
本席に入るワクワク感の為にも、是非がんぱってスペースを工夫してみましょう。
先生に聞いた話では、玄関のちょっとしたスペースを寄付きにしたお茶事に
行かれたことがあるとか。
『ご亭主の工夫に感心しました』
とおっしゃっていました。
【妥協を認める】
変な言葉ですが、出来ないことを頑張っても前に進みません。
本来はこうだけど、今回はコレでやってみようと思える事が大切です。
最初から完璧には出来ませんもの。
その代り、これはっていう見せ場を考えましょう。
お客様が『面白い、すごい、こんなの初めて』と感じてもらえる事があれば
それが印象に残ります。
私はお土産を用意する事にしました。
【タイムスケジュールを作る】
当日までの日別のものと、当日の細かい時間割を作りましょう。
実は私は頭の中で考えていて、紙にしなかったのが失敗でした。
お天気によっては出来なくなってしまう事もありますので
日別のものは余裕を持たせるのが大事です。
私は母の入退院で想定外に日にちが過ぎてしまいました
大事に至らなかったので無事当日を迎えられました でも前日はほぼ徹夜で準備。
当日のスケジュールも大事です。
ダシを引く、ご飯を炊く、水を打つ、炭をおこす、お茶碗をぬるま湯に浸ける等々
全てのことを書き出します。
その中に、自分の仕度も入れましょうね。
私は着物を着る時間がなくなってしまいました~
ざっとこんな感じです。
長くなりますので、それぞれの詳細は続編で書きますね。
準備の一つ、炭洗いをご紹介します。
電熱器もあるのですが、今回はちゃんと炭でやる事にしましたので
炭を洗わなくてはいけません。
お天気の日に外でやりました。
まず洗う前の炭。
茶道用の寸法にカットされた炭です。周りには炭の粉がついていて持つと手が汚れます。
このまま火をつけると粉がハゼて畳や着物に穴が開いてしまいます。
今回使う分と予備を入れて、なるべく形の良いものを選びました。
バケツに水を張り、タワシで周りの粉を落とすように洗います。
洗っている間に壊れてしまった炭はありませんでしたので、それほどソーっとやらなくても
大丈夫。
流水ですすいだらザルに並べて干しましょう。
今回は2日間外で干し、その後、当日までこのザルのまま室内で保管しました。
これが真っ赤に燃えると菊の花のように見えるので菊炭とも呼ばれます。
美しい炭はそれだけでご馳走だなぁと感じます。
火持ちやヤニの少なさから、クヌギの木が良しとされています。
こどもの頃の先生は塩水で洗っていました。
なぜ塩水でされていたのか伺えば良かったなと、洗いながら思いました。
それにしても、お茶って優雅なイメージですが
裏方仕事がたっくさんあります
洗い物したり、道具を箱から出したり、掃除したり
普段より手を酷使したのでガサガサになってしまったのでした
続きは次回。
良い一日をお過ごしくださいね。
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