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茶室開きをしました ② 我が家の待合 [自宅でお茶事]

こんにちは 翠雀です。

茶室開きの続きです。

今回は『正午の茶事』をベースに行いました。
正午の茶事は様々なシチュエーションを想定して定められた七つの式の内で
最もフォーマルなもので、お茶事の基本となるものです。
今回のような席のお披露目には正午の茶事が最適だと思います。

お客様は、到着したら待合(まちあい)という部屋に入ります。

その前に寄付(よりつき)という身支度を整えるスペースがあると良いのですが
今回は割愛してしまいました。
玄関ホールといっても小さなスペースですが、乱れ箱など置いたら
それっぽい雰囲気になったかもしれません。これは次回の課題。

待合のしつらいとしては、掛軸と煙草盆になります。
茶室内にも掛軸がありますので、それよりは軽めのものを選びます。

今回はこちら。

待合の掛軸.JPG

『茶是長寿友』 茶は是 長寿の友
そのまんまのわかり易い言葉[わーい(嬉しい顔)] 

そしてお客様には白湯をお出しします。
今回はこんな風にしてみました。

汲み出し 桜湯.JPG

塩漬けの桜で桜湯です。 軽く洗いましたので、塩気は薄め。
でも香りがとっても良かったです。

この白湯を汲出し(くみだし)と言いますが、汲出し茶碗はこんな感じ。

桐文 笠原窯.JPG

美濃で室町時代から続く笠原窯のものです。

桐の文が描かれているのですが、この文様が本席に関連してきますので
このお茶碗にしたのです。

待合の全景です。
ホントに簡素なものですけれど、これでも何とか出来る事を紹介したく
写真を載せますね。

寄付&待合.JPG

ダイニングの一角を、オフィス用のパーテーションで囲いまして
毛氈を2枚敷きました。
3畳ほどのスペースが作れました。
奥が本席になりまして、ガラス戸の先は広縁なので、ゆくゆくは水屋にするところ。
現在は道具置き場になっています[あせあせ(飛び散る汗)]

道具市場で屏風を仕入れて囲いを作ろうかとも考えたのですが
慌てて探しても良い物が見つからなかったし、この無機質感も悪くないように思えてきました。
このパーテーションは知り合いの会社で不要になったのを引き取ってきたもの。
運ぶのが大変でしたが、上手く活かせて良かった~[手(チョキ)]

白湯を召し上がっていただいたら、外の腰掛待合へ進み
つくばいで手や口を清めていただくのですが・・・

庭は雑草が生い茂り、つくばいも無いし、風情のかけらもありませんので
すぐに本席へ進んでいただきました。

早く庭もきれいにしなきゃ[ふらふら]

待合だけでも我が家風が丸出しですが[がく~(落胆した顔)] 本席では更にオリジナリティが。。。

③へ続きます。

今日はお雛様ですね。 桃の花くらい飾りましょうか。

良い一日をお過ごしくださいね。
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