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大仙厓展に行ってきました 出光美術館 [美術館・博物館]

こんにちは 翠雀です。

お天気はいま一つですが暖かい千葉県です。

昨日、仕事の後で出光美術館に行きました。

大仙厓展.jpg

【大仙厓展】が開催されていて、金曜は19時まで時間延長されます。
そして昨日は18時から学芸員さんによる解説のある日でした。

仙厓(せんがい)さん(1750年~1837年)をご存じですか?
私は絵はどこかで見た事あったのですが、お名前は知りませんでした。

臨済宗のお坊さんで、笑いとユーモアを通して禅の教えをひろめた事で知られます。
パンフレットになった代表的な禅画は、【指月布袋画賛】ですが

禅の悟りとは如何なるものか?

を示しているそうです。

思わずニッコリしてしまう絵に添えられた言葉は易しい言葉ですが
いろいろと考えさせられるものばかり。

学芸員さんの解説を聞きながら、あれこれと思いをめぐらせました。

140点の作品がありましたが、その中でも特に心に残った作品は
【堪忍柳画賛】です。

大きく ‘堪忍’ と書かれた隣に強風に吹かれている柳の木が描かれており
それに添えられたことばは

『気に入らぬ風もあろうに柳かな』

心地よいそよ風の日ばかりではなく、耐え難い大風もあるであろうに
柳はさらりと受け流してやり過ごす。
我慢できない事をじっと耐え忍ぶことが、必要な時もあるのだよ、と語りかけます。

そして、もう一つ

大きな牡丹の花が描かれた【牡丹画賛】
添えられた言葉は

『うへて見よ 花のそだたぬ里もなし 心ろからこそ 身は畢しけれ』

何事もやってみなければ始まらない という事でしょう。
仙厓さんの最後のメッセージです。
後半の意味が今はよくわからないのですが、今はそれで充分。

1時間たらずの鑑賞となり、後ろ髪ひかれる思いで美術館を出ました。
1日中仙厓さんとじっくり向き合えたら良かっただろうな~と思いました。

会期は明日13日までです。
間に合う方は是非お出掛けください。きっと心に響く言葉と出会えますよ。

ちなみに図録を買いました。 解説も丁寧で読み応えアリです。

美術館を出て丸の内仲通りへ。
前日から始まったイルミネーションです。

丸の内仲通りイルミネーション.jpg

白一色でシンプルですが大人っぽいです。

そして三菱一号館の中庭に寄り道しました。

三菱一号館広場.jpg

三菱一号館広場ツリー.jpg

寒いけどキレイな季節です。

みなさま、良い週末をお過ごしください。

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