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2018年 初釜に向けて [お茶会・お茶事]

新年おめでとうございます 翠雀です。

お正月も3日が過ぎようとしています。
皆さまにとって、どのようなお正月でしたでしょうか?

私は30日から実家巡りをいたしまして、高齢になった両親達と共に新年を迎えられた事に感謝でした。
願う事はただ一つ、今年も無事に過ごせますように[ぴかぴか(新しい)] です。

このところずっと私の小さな頭を占領している初釜問題。
稽古場の初釜の亭主を私がつとめる事になったのです[がく~(落胆した顔)]

今の先生について12年が過ぎましたが、亭主は初めての経験です。
しかも今年は先生が正客となり、席中の指導に徹する為
裏方(台所や水屋)は私と先輩方の3人で取り仕切る事になっています。

懐石やお茶の道具類も前日搬入で、9割方が自分達の道具で用意する事になりました。

お茶事において掛軸はメインテーマとなる最も重要なお道具です。
初釜なので、おめでたいものを選べば一定のラインはクリアできるのですが
もう少しテーマ性を加えたいと思いました。

先生が選ぶものとは違う、何か自分らしさを表現したい。
参加する皆さんにわかりやすく、年の始めに相応しいものとは・・・何をご覧いただくのが良いものか。
自宅の床の間にとっかえひっかえ掛けながら、これだ[exclamation×2] という一幅が見つかりました。

待合には、その軸に合わせた短冊がすんなり決まりました。
余談ですが、この短冊は最近市場で手に入れたものです。
お目利き殿と競るかたちになったのですが、値が上がりきる前に 『どうぞ』 と譲ってくれました。
もっと高値を覚悟していたので、有難いことでした。

他の道具も先輩方と相談して選びました。
棚、茶碗、香合、水指、棗、茶入れ、花入れ、懐石道具・・・
リストにしたら60個以上になりました。
テーマに合っているか、初釜に相応しいか、お客様が扱いに困るような事はないか。
そのような視点で選んだつもりです。

また、薄茶でお出しする干菓子選びも悩みました。
薄茶は茶事の締めくくりとなるので、最初はとびきりのお菓子を用意したいと考えました。
自分の未熟さ、自信の無さをカバーしてくれるような【とびきり】がどうしても必要だと思ったのです。
発送などしていない、注文販売のみの老舗のお菓子なのですが、知人や友人に頼めばどうにか手に入るかも・・・
でもでも、すんなりと事が運ばす断念[ふらふら]

どうしたものか
と思案している時に、これは[exclamation&question] というお菓子を見つけました。
これこそ最もふさわしいお菓子だと思えてきました。
きっと皆さん笑顔になってくれる、そんなお菓子です。

あとは、どのような器でお出しするか。
お菓子が映える器に、少し演出もしたいのですがまだ思案中。

やり過ぎにならないように、分相応に、全員にとって良い一日となるように。
大事なことを見失わないように、心の中のチェックシートを見直す2ヶ月間でした。

今日は炭手前で使う湿し灰(しめしばい)を作りました。
先生の湿し灰を使わせていただくつもりでしたが、勉強の為にやってみることに。
本来は真夏にする作業です[あせあせ(飛び散る汗)]

湿し灰作り.JPG

炉の灰をふるいにかけて、炭の燃え残りを取り除きます。
番茶を煮だした熱々のものを回し掛けます。

湿し灰作り2.JPG

全体に行き渡るように手でもんだら、ほどよい湿り気になるまで乾かします。

もっと濃い色にしたくて、大きな声では言えませんがビワの葉茶を煮だしたものをこの後加えました。 多分邪道です。

即席の湿し灰ですが、明日には完成しそう。
でも、一節には番茶などを使わずに水を加えるだけでも良いという話もあります。

使える代物になっているか、先生に判断していただこうと思います。

あっ 着物の用意をすっかり忘れていました。
今夜はヨナベで半襟付けです。 着物は好きなのですが、半襟を縫い付けたり外したりって大変です。
でも絹の肌触りは気持ちが良いので正絹の長襦袢をやめられません。

とりとめなくなりましたが、どのような結果となるのか初釜の報告は来週です。

上手くいきますように[exclamation×2]
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