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雪間の草の春を見せばや [庭のこと]

こんにちは 翠雀です。

先週の大雪は大変でしたね。
翌朝、実家に行かなくてはならなかったのですが
車は危ないということで電車にしましたが、ダイヤが乱れていて普段の倍の時間がかかりました。

前回のブログで “雪には塩” と書いたのですが、その結果は・・・

雪の朝2.JPG

どうですか、すごい効き目でしょ!

と言いたいところですが、これは前夜に雪がやんでから雪かきしておいたからです。

雪の朝.JPG

庭にはこんなに積もったんですもの。 ちょっとの塩では太刀打ちできませんでした。
専用の融雪剤なら効果あったかもしれません。

昨日、雨戸を開けていたら嬉しい発見がありました。

水仙 一重.JPG

我が家の庭にはいろんな所から水仙が顔を出しているのですが
全部八重咲きなのです。
それはそれで良いのですが、やっぱり清楚な一重の水仙も欲しいな~と思っていたら
一輪咲いていました[わーい(嬉しい顔)]
この家に越してきて3年目にして初めて見つけました。
嬉しくなってカメラを持って庭に出てみると、他にもうれしい発見が。

オオイヌノフグリ (春の草で一番スキ[黒ハート]
オオイヌノフグリ.JPG

ホトケノザ
ホトケノザ.JPG

ふゆしらず (咲いてはこぼれ種が芽を出して、一年中咲いてくれます)
冬知らず.JPG

そして、秋に咲いた菊の茎がそのまま残る足元から

菊 新芽.JPG

新しい芽が出ていました。

なんだか命の芽吹きを感じます。

『花をのみ待つらむ人に山里の 雪間の草の春をみせばや』

鎌倉時代の歌人・藤原家隆(いえたか)の歌です。
利休さんはこの歌を侘び茶の精神の象徴として好んだそうです。

花が咲いたら春ではなく、雪の下から伸びだそうとする生命の清新さこそ、春なのかもしれません。


ウキウキしながら撮影してると、桑の木の根元で倒れているネズミを見つけました。
こういう時 「キャー」 などと言わないのがワタクシです。

外傷もなくてキレイなネズミです。 この冬の寒さに負けてしまったのか
食べ物が無かったのか、病気なのか、寿命なのか・・・

ともかく埋葬することにしました。

桑の木の根元に穴を掘りましたら、湿った土がなんとも寒々しくて小さなネズミを入れるのが可哀そうになりました。
ネズミがどんな暮らしをしていたのかわかりませんが、しばらく考えて庭の草原エリアから枯草を集めてきました。

枯草.JPG

細くて柔らかい干し草を敷いて、ネズミを寝かせて、また干し草を掛けてから土を盛りました。

このくらいしかしてあげられなくてゴメンね
と思った時、以前読んだ本の一説を思い出しました。

精一杯やっても尚足りない所がある それを申し訳なく思う気持ちが茶道の侘びなのだ と。

夜は数年振りの皆既月食を見ました。

月食.JPG

スーパーブルーブラッドムーン.JPG

また雪の予報が出ています。
でも春は確実にやって来ていましたよ。

今日から2月。 今月も日々是好日でいきましょう[exclamation]
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